光文社文庫<br> ストレート・チェイサー - 長編推理小説

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光文社文庫
ストレート・チェイサー - 長編推理小説

  • 著者名:西澤保彦
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 光文社(2014/01発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334731274
  • NDC分類:913.6

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内容説明

リンズィは、バーで知り合った名前も素性も知らぬ2人の女性と、トリプル交換殺人(スリーサム)の約束をさせられてしまった。酒に酔った彼女は、その対象に上司のウエインを指名するが、何と翌日、彼の自宅で他殺体が発見された――! ところが、現場は完全な密室状態。はたして、トリプル交換殺人が実行されたのか? 舞台設定、仕掛け……全てが光る新本格推理、感動傑作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

111
交換殺人モノと思って読み始めるもそうではなく流石の西澤ワールドの話になりました。最後の展開うまいなぁ~。2016/06/29

セウテス

90
偶然バーで出会った女3人が、酒の勢いを借りてトリプル交換殺人の約束をする。その1人リンズィは冗談だと思っていたのだが、実際に殺人事件が起きてしまう。これはリンズィが秘密を胸に、追い込まれていくサスペンスかと思っていたが違った。彼女はアッサリと交換殺人の話を警察にする上、彼女の娘が予想外にしっかりとしており、探偵役となる とは驚いた。ハードボイルド風であるのだが、その秘密は最後の一行にある。西澤保彦氏の作品となれば、特種な設定である事を忘れてはいけない。そこを納得しているなら、案外温かい物語で良いと思う。2019/10/07

momi

49
最後の1行でドキッ!!!前に戻って…あぁ、なるほどね〜っと!とにかく設定が変わってる…。西澤さん、昔はこのような作品を書かれていたのね!驚き設定だけど、瞬殺でドキッとさせられる感じは癖になります!!酒の上での話のはずが、第一の殺人が起きてしまった!!トリプル交換殺人の約束をさせられてしまった「リンジィ」密室殺人事件をどう解決して終わらせるのか…。「愛」もいろいろあります…。ねっ!2016/02/17

papako

46
西澤保彦強化月間。初期の作品。とんでも設定に分類できるのかしら。とても西澤さんらしい作品でした。こういう作品、やっぱり好きだな。親子のゆがんだ関係が引き起こす殺人事件が、ありえない密室殺人事件に。そこにはあたたかい愛がある。そしてラストはハッピーエンド。リンジィ母娘とタナカさんに幸せあれ!なぜかタナカさんの経営するステーキハウスということでハワイで行った『田中オブ東京』を思い出した!2015/10/21

sipey

20
表紙の感じから海外を舞台にしたハードボイルド寄りの作品かと思いましたが、いつも通り人間のエゴを描いたミステリでした。ただ、アメリカを舞台にすることで『人種に対する偏見』というエゴがプラスされているのがいいですね。『ジェンダー』や『母子癒着』に関しては流石の描写でした。2016/07/24

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