内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
今も残る150年前の薬の効能。薬を見事に保存した箱・包紙・ガラス瓶の技術や歴史、薬の流通の中心としての道修町、幕末の薬学・化学の水準など、著者の興味は止まることなく、読者を洪庵時代に誘う。
目次
第1章 緒方洪庵と薬(緒方洪庵の人となり 適塾を開く 薬人としての人となり)
第2章 洪庵のくすり箱(薬箱1とその内容 薬の分析 薬箱の保存の役目 適塾のころの薬学・化学)
第3章 幕末頃の薬事情(蘭方薬の供給 外国人の見た幕末の薬事情 医薬分業と日本)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
狐狸窟彦兵衛
1
阿倍野市民学習センターで開かれている「月曜講座」のテーマがちょうど「大阪の至宝 適塾の魅力」。講座の後、ぶらりと寄った古書肆で、見つけました。そういう時にはそういう事があるんだな、と感慨に浸ってしまいました。百数十年前の薬籠の薬品に、有効成分がちゃんと残っていることにも、さらに正倉院に保存された薬の分析と比較されていることにも驚きました。大阪の薬の町、道修町の歴史や適塾のとの関係についての考察も興味深かった。2024/08/19
ipusiron
0
文明再建ネタに少し使えた2009/09/25