内容説明
旅の途中で立ち寄った町には、難解な事件と激しい恋が待ち受けていた。■自分の身代わりになって撃たれた相棒の死が、敏腕刑事ジャド・ハンナを腑抜けにしてしまった。悪夢にうなされ、何にも集中できない。とうとう休暇を命じられ、彼は放浪の旅に出た。心は空っぽだったが、通りがかりの町で幼い少女が牛に踏み倒されそうなのを目にすると、車ごと突進して命を救った。刑事の勘は染みついていた。少女の母親チャーリーにすすめられて、しばらく農場の一部屋に滞在することになったけれど、未婚の母チャーリーと、よそ者ジャドは、人目を引いた。そんなとき、町に不可解な事件が起きた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
さすがシャロンさんです。苦手なミステリーでしたが、犯人は早くに想像がついたとおりで、いらぬドキドキも少なく、サラリと読めました。自分が一番不幸な経験をしていると思ってはいけない、自分が一番不幸だと思っていはいけない。どんな人間にも幸せを感じられる。など、人生の教訓とも思える深い内容でした。そしてなにより、ヒロインの娘があまりに可愛らしく、涙が出そうになるほどでした。最後はキリスト教の人にしか理解できないかもしれません。私には何を意味しているのか、ピンと来ませんでしたが、幸せを感じていることだけは解りました2016/03/10
みぃ
0
★★★★★2013/01/21