内容説明
気の毒なホームレスだと思って接した男性が、スーツ姿で彼女の職場に現れた。■ロンドンの法律事務所で働くシングルマザーのレイチェルは、ある夜、交際中の外科医とレストランで食事をしていた。そこへ娘が行方不明だという知らせが入り、大騒ぎになる。娘は無事に帰宅したが、髪と無精髭の伸びた男性と一緒だった。彼をホームレスだと思いこんだレイチェルは同情を覚え、家に入れてサンドイッチをふるまった。数日後、新しい上司ベネディクトと対面したとき、レイチェルはショックを受け、激しい怒りに駆られる。目の前にいるのは、まぎれもなく先日の男性だったからだ。彼はきっと、わたしをからかったに違いない。敵意もあらわなレイチェルに、ベネディクトは誘いの言葉をかけてきた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちはや
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2001.5.21 ★★★
romance_holic
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キム・ローレンス作品のなかでは、お気に入り。初読時は借りたのですが、手元に欲しくて、オクで購入。 シングルマザーが娘を助けてくれた貧しい身なりの男性に惹かれますが、実はリッチな上に、上司にもなってしまい、猛烈にアプローチされて・・・という展開。仲人さながらの娘の活躍ぶりがおかしいやら、後半の娘の実の父親関連の事情も話がうまく収集されていて◎だと思いました☆2013/03/15
くろうさぎ
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とんでもない現れ方のヒーローでしたね。人間関係が広がると騒ぎも大きくなって・・・・。ヒーロー父ってば、あきれます。2010/04/16
こえん
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すごい失礼なくらいヒーローに言いたい放題なヒロインと、それに全く耳を貸さないヒーローだった。ヒーローがヒロインの言うことを気にしないのは彼の父と彼のやりとりで何となく納得がいってしまったけど。ヒロイン娘をはじめ脇役がけっこう賑やかで個性が強かったのが良い方にはたらいて、その分読みやすくなってた。2009/08/07