古今和歌集表現論

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古今和歌集表現論

  • 著者名:鈴木宏子【著】
  • 価格 ¥9,350(本体¥8,500)
  • 笠間書院(2014/11発売)
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  • ISBN:9784305702111

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内容説明

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古今集によって開花した表現とは-。個々の歌に対する精緻な読み重ねにより、導き出される古今集以前~以後の和歌表現の流れ、構築される表現体系・表現の史的展開。心象と物象が溶け合う歌の中、漢詩文・万葉集より受け継がれた表現、古今集にて新たに生み出され、また後へ続く表現が見えたとき「古今集」歌の本質が明らかになる。

目次

第1章 四季歌論(「雪と花の見立て」考-万葉から古今へ
「紅葉と錦の見立て」考-和歌と漢詩文の間
『古今集』における「景物の組合せ」-花を隠す霞・紅葉を染める露
「梅と鶯の組合せ」考
『古今集』の擬人法)
第2章 恋歌論(『古今集』恋歌の構造に関する試論
「忘る」「忘れず」考-時の推移の表現
「忘る」「忘れず」続考-類句から歌ことばへ
「待つ」考
「うらみ」考-歌ことばの生成
「あき」「あかず」考-万葉から古今へ)
第3章 『古今集』から『源氏物語』へ(柏木の物語と引歌)
目次 / p3
凡例 / p9
序にかえて / p13
第一部 四季歌論 / p41
はじめに-目的と方法- / p43
第一章 <見立て>論 / p85
第一節 <見立て>の定義と概観 / p87
(付)一覧表 / p125
第二節 <雪と花の見立て>考-万葉から古今へ- / p137
第三節 <紅葉と錦の見立て>考-和歌と漢詩文の間- / p219
第二章 <景物の組合せ>論 / p311
第一節 <景物の組合せ>の定義と概観 / p313
(付)一覧表 / p369
第二節 <梅と鶯の組合せ>考-植物と動物の組合せ- / p377
第三節 <花を隠す霞><紅葉を染める露>考-植物と天象の組合せ- / p457
第二部 恋歌論 / p533
はじめに-目的と方法- / p535
第一章 恋歌の要となる動詞 / p585
第一節『古今集』恋歌の構造 / p587
第二節 恋歌の要となる動詞 / p661
(付)一覧表 / p673
第二章 恋歌基本動詞各論 / p699
第一節 <忘る><忘れず>考-時の推移の表現- / p701
第二節 <忘る><忘れず>再考-類句から歌ことばへ- / p789
第三節 <待つ>考-<今来むと・・・(待つ)><来ぬ人を待つ>- / p879
第四節 「逢わぬ恋」の動詞群-<音に聞く>・<人に知られず>・<死ぬ>などの周辺- / p997
第三章 柏木の物語と引歌 / p1141
後記 / p1243

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