出版社内容情報
日本語のプロと中国語のプロが力を合わせた画期的なシリーズ。文法だけではわからない日本語との発想の違いを楽しみながら、日本語の自然な表現を中国語にしていく過程を伝授します。
内容説明
自然な日本語を伝わる外国語へ。文法だけではわからない発想のしくみが身につく。日本語と外国語の考え方の違いがわかる。外国語らしさとは何かが見えてくる。
目次
「あの人は、田中さんです。」と「あの人が田中さんです。」―「は」と「が」
「お父さん、どこ行くの?」「お父さんは会社に行くんだよ。」―代名詞と省略
「それが使いにくかったら、あのペンを使ってください。」―指示詞
「ひとつしか残っていなかった。」と「ひとつだけ残っていた。」―とりたて助詞
「ひとつも見つかりませんでした。」―否定の捉え方
「ありがとうございました。」―「た」の働き
「愛しています。」―進行と結果状態の表現
「見知らぬ人が話しかけてきた。」―方向性の表現
「ぼくたち、大きな魚に食べられちゃうよ。」―受身と使役
「隣の部屋で一晩中騒がれて眠れなかった。」―被害の受身と恩恵表現〔ほか〕
著者等紹介
永倉百合子[ナガクラユリコ]
1952年生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業。現在、中央大学、実践女子大学、大東文化大学講師
山田敏弘[ヤマダトシヒロ]
1965年生まれ。大阪大学大学院博士課程後期課程単位取得満期退学、博士(文学・大阪大学)。現在、岐阜大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
堤 秀二
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日本人でも普段あまり意識することなく使っている微妙な表現の相違を意識しながら、中国語ではどう表現するのかを問う本。中国語学習者にはいい本です。でも、初級学習者には少し高度かな。ある程度初級レベルを卒業した学習者が読むのがいいでしょう。2017/06/29
ななころび
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細かいニュアンスの違いなど、面白くてためになった。
九六四
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まず日本語の文法などを概観した後で中国語を考えることによって、2つの言語の違いがわかりやすくまとまっている。シリーズになっていているが、日本語の部分は記述が共通しており、おもしろい試みといえる。2011/04/04