内容説明
人生を豊かに彩るさまざまな「出会い」、緊張をはらむ臨床の場に、柔らかく瑞々しく息づく永遠の童心…熟練心理臨床家の初のエッセイ。
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目次
赦すという世界へ開かれた日
遠い冬の日の夜
トロッコ
外の世界への導き手
「青い鳥」文房具店
ノイスの墓参
ひそかに祈る
芽吹き、花開き、結実へのとき
統合性を求めての旅―村瀬孝雄と内観の出会い
淑女のチョコレート〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
45
【出会いによって、人は人として生まれ、育つ、本も出会いによって生み出される】柔らかく瑞々しく息づく永遠の童心を持った熟練心理臨床家が、人生を豊かに彩ってきた懐かしい来し方を振り返り、今日これからを展望しようとするエッセイ集。挿絵は、中井久夫先生。【表題の由来】先生と編集者から、<先生が「柔らかなこころ」、渡辺さんが「静かな想い」と提案され、題名が決まった。言葉以前の想いが、言葉に現れるよう励まされ、その言葉がより伝わるようにと、言葉に息吹を増す絵が与えられ、そして「名前(題名)」を付けていただいた>と。⇒2024/03/28
May
0
タイトル、その決まった経緯、名付親の2人とその気持ちが、全てを表していると感じた。善き人と共にあった人生、それが恩師の言葉といった形で随所に出てくる。琴線に触れるフレーズが沢山。例えば「存在自体が罪であることがある」…庄司薫は「美人はそれだけで周りを傷付ける」と表現したけれど、このところ「羨ましい」と言われる度に感じることだ。手元へ置くべき本だろう。/時期と縁が重なったら、集中内観をしたい。2010/09/08
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