さいごの戦い

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さいごの戦い

  • ISBN:9784001140408

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内容説明

毛ザルのヨコシマはロバにライオンの皮をかぶせ,アスランといつわって悪事をはたらきます.とうとう,おそるべきタシの神があらわれ,チリアン王は,ジルやユースチスとともに,ナルニアの運命をかけた戦いへ.

目次

もくじ  
1 大釜池のほとり  
2 はやまった王  
3 とくい絶頂の毛ザル  
4 その夜の出来事  
5 王に助けの見まったしだい  
6 夜のあいだの一仕事  
7 そむく者とつく者  
8 ワシの知らせ  
9 うまや丘の夜の集まり
10 うまやにはいる者はだれか?
11 急ぎ足で
12 うまやの入り口をくぐると
13 小人たち、がんとしてだまされまいとする
14 ナルニア、夜となる
15 さらに奥に、さらに高く
16 影の国にわかれをつげて


感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

306
第6巻「魔術師のおい」でナルニアに残された魔女は、第1巻「ライオンと魔女」に引き継がれていく。ナルニアの物語は、そんな風に螺旋のごとく紡がれ、それらが円環を結んでいくのである。さて、そのナルニアもこれで最終巻。全体のエンディングは、これでもかというくらいに壮大なもの。アルカディアのさらにかなたの、イデアの国のさらなる高み、至高の世界が庶幾される。しかも、そこに至るまでには、ノアの箱舟のような世界の更新もなされており、まさにキリスト教の世界観によって作品世界は統一されるとともに、全7巻+αまでをも描く。2015/10/25

れみ

91
ナルニア国物語7作目。ロバにライオンの皮を被せてアスランに仕立てた毛ザルと敵国カロールメンの人々によってナルニアが危機を迎え、チリアン王は、人間界の人々とともに最後の戦いに挑むというお話。ピーターたちや本物のアスランが登場するまでピンチ続きでハラハラさせられた。今までの巻以上に宗教的なものが色濃く表れたお話だったなあ。シリーズを刊行順に読んできてこれが最後。すごく楽しかった。次読むときは時代順に読んでみたい。2016/02/08

星落秋風五丈原

45
【ガーディアン必読1000冊】聖書でいうところの最後の審判。大人びていたスーザンが仲間から離れ放蕩息子として最初につまずいたエドマンドがずっと仲間として有るという所がリアル。2006/08/07

まーみーよー

34
スーザン(泣)。一気読みして衝撃と放心の結末。ナルニアの終わりが起こったきっかけはアスランの最後の言葉にあると解釈しました。まことのナルニアはキリスト教的世界観ではある。まことのナルニアに入る動物が選別されるのはなんとも。それにしても皆のアスラン信仰は盤石だと思ったのに、猿一匹にしてやられるとは。あー、面白かった。2023/09/13

Willie the Wildcat

30
不変の真理と真実。アスランとタシ。対極であり、同軸。光と影でもある。人の人生然り。山谷を乗り越えて最後に辿り着く先・・・。。無論、”アスランの国”でありたいよなぁ。様々な葛藤と共に訪れる静寂。アスランの言動1つ1つの意味・意義。心の成長を願い、喜ぶ。外部の発見以上に、内なる発見が冒険の真髄!そんな感動に子供を少しでも導く手助けをするのが親の仕事でもあるんだろうなぁ、と感じる。堪能しました!全巻貸してくれた次男の友人が、そこまで考えていたとは思わないけど・・・。(汗) 2014/08/21

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