集英社オレンジ文庫<br> 弁当探偵―愛とマウンティングの玉子焼き

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集英社オレンジ文庫
弁当探偵―愛とマウンティングの玉子焼き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086805537
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

手作りのお弁当からは、秘密と人生が見えてくる!?
玉田典子は、新卒で医科大学の教務課に勤め始めた22歳。ずぼらで面倒臭がりだが、いつか弁当作りに挑戦してみたいと思っている。ある日典子は、教務課の先輩職員達と昼食をとることになった。ひと回りほど年上のユカリさんは料理上手でお弁当も完璧だった。だけど典子は、その中の玉子焼きだけが酷く焦げた失敗作に見えてしまった。別の先輩、梅星さんは何かを知っていそうなのだが……?(「愛とマウンティングの玉子焼き」)
食堂にいつも昼休みの少し前に現れる男子学生。必ずメインのおかずが魚料理の手作り弁当を食べているのだが、彼には秘密があって……?(「誰のための魚弁当」)
最近きれいになったと噂の医局秘書の伊倉さん。糖質制限弁当持参での努力はイケメン准教授狙いと思われていたけど……?(「手作りブリスボールの秘めごと」)
経理課の飯田係長は、なぜかいつも梅星さんの弁当にダメ出しをする。時短と手抜きは違う、と言う本人の弁当は確かに美味しそうなのだが……?(「時短レシピには盲点がある」)

内容説明

玉田典子は、医科大学の教務課に勤める22歳。面倒臭がりだが、いつか弁当作りに挑戦してみたい。ある日典子は、料理上手の先輩の弁当に入った玉子焼きが失敗作に思えた。別の先輩、梅星さんは何かを知っていそうなのだが…?魚弁当持参の男子学生の秘密、綺麗になったと噂の秘書の情熱、時短弁当を自慢する上司の嘘。手作り弁当からは、秘密と人生が見えてくる!?謎の派遣職員が読み解くおいしいランチミステリー!

著者等紹介

遊川ユウ[ユカワユウ]
大阪府出身。『ダンシング・プリズナー』で2020年ノベル大賞準大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

53
医科大学教務課勤務の典子さん。共働きの両親は多忙で、料理を作ることは無かったが、家族仲は良いのがいい。一人暮らしの典子は、梅星さんと知り合ったことでお弁当作りに目覚める。試行錯誤で失敗はあるものの、いつも前向きに作り続けるのもいい。経理課の飯田さんのターゲットを絞ったいじめの酷さに吐き気。虐めで心を病み退職した人の代わりに、派遣社員として勤め始めた結果の「弁当探偵」は切ない。復讐は成功したとしても、心は抉られる。典子さんの邪念の無さ、梅星さんにとっては癒しだったでしょう。エピローグが良かったです。2024/07/26

のんちゃん

38
典子は医科大学教務課勤務の社会人一年生。同僚のランチ仲間の梅星さんとひょんなことから仲良しとなる。梅星さんは毎日のお弁当からその人の背後にある事実を解き明かす「弁当探偵」だった。そして彼女にも自身の持参する弁当にはある秘密と仕掛けがあった。私は息子達と時に夫の分を含め通算12年間、お弁当を毎朝、3〜4箱分作った。今作でスープジャーなる逸品を知った。これ、私が弁当作りをしていた時、知っていれば利用したかったなぁとしみじみ思う。私自身は冷たいご飯が苦手なので弁当はあまり好きではない。軽く読めてお腹が空く一冊。2024/06/06

よっち

37
新卒で医科大学の教務課に勤め始めた玉田典子。同僚の先輩梅星さんがお弁当からその人の事情を見通していく連作短編集。ひと回りほど年上で料理上手で弁当も完璧だったユカリさんの玉子焼きだけが酷く焦げた失敗作だった理由、昼休みの少し前に現れる男子学生が必ずメインのおかずが魚料理の手作り弁当を食べている理由、綺麗になったと噂の医局秘書の伊倉さんが糖質制限弁当にした理由、なぜかいつも梅星さんの弁当にダメ出しをする課長の弁当の真実。ずぼらで面倒臭がりな典子と観察眼が鋭い梅星さんと推理してゆく日常の謎解きは面白かったです。2024/05/09

Karl Heintz Schneider

36
「いろいろな人のお弁当を観察し、ちょっとした違和感から その背後にあるものを解き明かそうとする。梅星さんは『弁当探偵』だ。」派遣社員の玉田典子22歳は先輩の梅星さんのことを秘かにそう呼んでいる。弁当にはその人の生活背景が反映されている。そう言う梅星さんが他人の弁当に興味を示すにはとある理由があって。4話から構成されているが正直どの謎もある程度推測できてしまう。ミステリーというよりはグルメ系小説として気楽に読める感じ。ブロ友さんの中にもお弁当をUPされている方がいるが今度から色々想像しながら見てみようかな。2024/08/07

荒川叶

29
毎日のお弁当には、その暮らしぶりが如実に表れる。この一言が心にささる。毎日という点では作りての性格や家庭の事情もお弁当から読み取れる事が出来る。  主人公も失敗しながら少しずつお弁当が作れるようになって良かった。 これからも色々な人のお弁当に隠れている謎を解き明かして欲しい。シリーズ化されたら嬉しい一冊2024/05/04

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