新潮文庫<br> ホメロスを楽しむために

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新潮文庫
ホメロスを楽しむために

  • 著者名:阿刀田高【著】
  • 価格 ¥781(本体¥710)
  • 新潮社(2014/10発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/11)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101255248

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内容説明

ギリシャに生れた盲目の吟遊詩人ホメロスの世界が、阿刀田魔術で生き生きと目前に広がります。イリアス、オデュッセウス、ポセイドン、トロイア戦争──著者の名解説を聞きながらのギリシャ周遊パック旅行のような、至れり尽せりの入門書。今までは読みたくても手が出なかった西洋文学古典中の古典のエキスが、苦もなく手に入る大好評シリーズ第6弾。※文庫版に掲載の挿画は、電子版には収録しておりません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

buchipanda3

117
古代ギリシアの吟遊詩人・ホメロスによる叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」について語ったエッセイ。著者らしい肩肘張らない文章で、するすると面白く読めた。前半はトロイア戦争でのアキレウスの活躍、後半はオデュッセウスの波乱に満ちた漂流と2作品の主だった場面が語られ、あらすじも登場人物のキャラも掴み易い。何よりもギリシア神話の神々がどんどん乱入(無茶ぶり?)してきて話をこれでもかと盛り上げていく。昔も今も願いや不条理さに神々の存在を意識するのは変わらないと思った。人間ドラマの原点のような物語、原作も読みたい。2021/05/27

KAZOO

89
阿刀田さんのシュエイクスピアに引き続いての古典作品入門編です。うまく料理してくれてその作品を読もうという気にさせてくれます。イリアスやオデュッセイアなど少しはかじったことがあるのですが途中でダウンしていますが、この本を読むと面白いので再度挑戦しようという気にさせてくれます。2015/06/17

ずっきん

82
『イリアス』と『オデュッセイア』の筋を紹介しながらのエッセイ。とてもわかりやすいし、楽しい。愛する大アイアスのことを「単細胞の瞬間湯沸かし器型人間」と評してて、いや、まー、まさにその通りなんだけど、人に言われると腹立つわー笑 2022/06/15

財布にジャック

66
「イリアス」と「オデュッセイア」という題名は知っていても、私なんかじゃ無理そうと思いチャレンジしたことはありませんでした。ギリシャ神話の神様の名前すらさっぱりわからない現状にかなり焦りました。イリアスの内容はハリウッド映画の「トロイ」を観ていたので少しは知っていましたが、ただそのせいで脳内で、アキレウスがブラッド・ピット、パリス王子がオーランド・ブルームに変換されてしまい困ってしまいました。「オデュッセイア」の内容は初めて知りましたが、冒険の要素が満載で面白そうなので、是非読んでみたくなりました。2011/05/14

saga

45
【再読】古代ギリシアの叙事詩イリアスとオデュッセイアを、いつもどおり易しく解説してくれる。トロイア戦争と言えばトロイの木馬……だったが、この叙事詩には出てこないという。ギリシア神話の神々と人間たちが言葉を交わせていた悠久の昔の物語に惹き込まれた。ラストは、英雄オデュッセウスの生地・イタキ島で、北の星座を見ながら英雄も普通の人も、その生涯の短さはあまり変わらず、「だれもが英雄なのだ。」と結ぶ。なんともしんみり。2020/02/14

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