ハーレクイン バルタルディの女

著者名：サラ・クレイヴン【著者名】/杉野さつき【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/12発売）

• ISBN：9784596003423

内容説明

路肩に車をとめて嵐が過ぎるのを待っていたクレアは信じられない光景に目をみはった。どしゃ降りの雨の中、若い女性がスーツケースを手に歩いてくる。クレアが声をかけ、車に乗せて話を聞くと、その女性はまだ十七歳で、これから駆け落ちをするという。パオラと名乗った彼女は裕福な家の娘らしい。相手の男性は財産目当てではないかとにらんだクレアは二人が落ち合う駅までパオラを送っていくことにした。途中でぐっすり眠ってしまったパオラを車に残し、クレアは相手の男性と会って正体を見きわめようとした。ところが駅で待っていたのはその男性ではなく、パオラの後見人グイード・バルタルディと……数人の警官だった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[me]

若い婚約者がいるのにヒロインを手元に置こうとするヒーロー。最後までその理由を引っ張るので訳わからずきゅんきゅんしない。面白かったけど。婚約者に金目当ての虫がつかないよう守るための偽の婚約で結婚する気などなかったなんてヒロインがわかるわけもなく。ヒロインに黙っていた意味もないので真実を告げておけばいいのに。ヒーローはヒロインを初めて見たとき、理想の女性にやっと会えたと思ったのに誘拐犯と勘違いしてヒロインは1日投獄されてしまう。自分だったら絶対許せないのでこのヒーロー無理。これがなければ再読したかも。

2018/03/06

[ぽしょ]

ヒーローが、ヒロインをめちゃめちゃ好きなのが丸わかりなのがいい。しかしその嘘、ヒロインにまでつく必要はなかったような…。

2012/03/09

[てん・ゆう]

この本大好き～！サラ・クレイヴンにしては大人なヒロイン。ヒーローの傲慢にもキャンキャン噛み付くでもなくスマートな対応。でも情熱がないわけでもなく。何度も読み返す一冊。

2011/01/28

[こえん]

ヒロインの矜恃が○。ラスト近く、自分の気持ちに素直になる発言をするトコがナイス！

2009/05/19

[ちはや]

2002.3.29　★★★