内容説明
自閉症と診断された九歳の少年コナーは、常にぬいぐるみの猫をお守りのように抱いて手放さず、何度も奇妙な言葉をつぶやく。やがてその言葉は、彼の母親の恐ろしい過去を掘り起こしていくが……救いを求めてさまよう心の軌跡を、圧倒的筆致で描く渾身の大作。 /掲出の書影は底本のものです
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴぃおう
3
作者がこの方なのでちょっと意識しすぎてしまったところがあるけど、ミステリーとしては普通に面白かったです。ラスト普通に驚きました。個人的にはもう少し主人公や少年に救いが欲しいかな。(久しぶりに海外ミステリ読むとラストの畳み方の速さにびっくりしますね!)2013/05/26
だけど松本
2
ローラの妄想部分、もっと減らしてもいいとか最初は思ったが、けっきょくひきこまれてしまう。トリイ・ヘイデンはフィクションよりノンフィクションという人もいるけどどんどんひきこまれてしまう小説というものは、私にはそんなにないので、やっぱり面白い本だと思う。2016/01/09
ミオ
2
再読。だんだんと色々な意味でドキドキする展開になっていく。ファーガスとの過去の話が、別世界で面白かった。現実って何?って疑い出すと、狂気と正気は切り離せなくなるよね…2013/10/17
クロエ
1
トリイ・ヘイデンはノンフィクションがショッキングです。ああいう経験しているとこういう小説を書くのだろう、というようなお話。予想もできますが、フィクションだと最後のようなファンタジーも書けるので作者にとってはおもしろいかもしれない、と思いました。2016/06/15
ゆっこ09
1
なんだかよくわからなかった。猫がどう関係してるのかも理解できず。2015/10/03