内容説明
日本を代表する詩人・評論家の大岡信による名句・名歌アンソロジー。人生を力強く生き抜いた俳人・歌人の「恋」の秀作を精選し、詩情あふれる解説で綴る。初収録の講演録４編、シリーズ全５冊の句歌総索引を併載。
目次
和泉式部―あくがれ尽きぬ魂の渇き
建礼門院右京大夫―かえらぬ昔への悲歌の結晶
与謝野晶子―時を超える夫と妻の相聞歌
正岡子規―肉体の苦と精神の至美の世界と
石川啄木―創意とユーモアに生きる歌
人のみどり自然の緑
唱和する心
日本文学と女性
日本文学の自然観
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海（ふたみ）
12
春夏秋冬シリーズの最後は「恋」。全五冊の総索引つき。カバーはヤクシマルリシジミ。恋はもうおなかいっぱい。2020/03/07
misui
0
「君が行く道のながてを繰り畳ね焼きほろぼさむ天の火もがも」（狭野弟上娘子）、「とことはにあはれあはれは尽すとも心にかなふものか命は」（和泉式部）2020/08/22
