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内容説明
若いときに悩みはつきものだが、重要なことは、自分がぶつかっている問題の意味を正しく受け止めることだと、著者は言う。問題の本質・正体を正しく認識せずに悩んでいても、解決の糸口はつかめない。つまり、悩むにはきちんとした悩み方があるというのだ。本書では、コンプレックスや人間関係、勉強・仕事や恋愛など14の人生の基本問題をテーマに、若いときの悩みと正しく向き合うための方法論を提示している。例えば、生きる自信を得るための基本条件の一つは、自分の働きが他人に好ましい効果を生むことであり、充実した恋愛を経験するには、特定の相手もなしに愛されようとか明るくなろうとか、一般受けしようと心がけないほうがいいと示唆する。著者自身の経験をまじえた一つ一つの言葉は、若者を勇気づけてくれるにちがいない。巻末の読書案内も人生を考える参考になるだろう。自信をもって輝いて生きるヒントを示唆した、若者のための生き方ガイドである。
目次
1 生きる自信をつかむには
2 「いま」の時代をどう読むか
3 自立困難世代の生き方
4 自分らしさとは何か
5 なぜ人の眼が気になるか
6 「精神」から「身体」へ
7 青年期のはみだし願望
8 「何者でもない」自分と向きあう
9 成熟への意志をどうもつか
10 勉強するとはどういうことか
11 なんのために労働するのか
12 実りある恋をするために
13 「ことば」の豊かさを目指そう
14 幸福とは何か