内容説明
マレーシアのラン園で謎の男に出会ったときから、フリーライターの磯良のまわりでは、次々と人が死んでいく。美青年、茅島に仕掛けられた妖しい罠。調べ始めた磯良の前に、異様に肥った男が現れた。茅島に恋する啓子は、インターネットで手に入れた媚薬を彼に密かに飲ませるが……。一方、街中でも眠るように死んでいく若者が急増していた。忍び寄る自然の恐怖を描く、美しくもおぞましいファンタジック・ホラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫野
2
ホラー文庫の本なのでもっと怖いのかと思ったのだが、あまり怖くなくて良かった。内容的にはどうなの？って感じもしなくもないが、読みやすい文体で一気読みした。それなりに面白かったと思う。2014/01/15
桃栗
1
ホラー部分はもとより、彼女の描く人物が好きです。著者が違えばパニック物になりそうなテーマを、日本的な閉鎖と、それと対照的な登場人物によって掘り下げながらも人物に焦点を当てて描かれているところが好みでした。2012/03/20
まーの
0
★★☆☆☆2013/07/11
はつこ
0
よく練られた本だと思う。2012/11/23
たかみ
0
マイクル・クライトン的バイオスリラーを日本的情念のホラーとして描いた秀作。で、胎児はどこに行った？2011/07/23
