内容説明
義姉の恋人を奪うなんて私にはできない。たとえこの子が父親を欲しがっていても……。■ケンブリッジ大学で開かれたパーティの夜、ある事件を契機に、ポリーはイタリア人の従兄、マルコ・ダレッタと結ばれた。マルコはポリーが十三歳のときから憧れていた人だ。でも、彼は義姉の恋人。遠くから眺めているしかなかった。ポリーはこの一夜限りの愛の行為でマルコの子を身ごもるが、マルコへの不信感と義姉に対する罪悪感から彼のもとを去り、シングルマザーとなる決意をする。月日は流れ、息子のベンが三歳になった夏、ダレッタ家の洗礼命名式パーティに招かれたポリーは、単身でイタリアを訪れ、マルコと再会した。二人の心が通いだし、愛を交わそうとしたそのとき、偶然に落ちたベンの写真が、マルコの目に留まった……。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
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サラリと読めた。ヒロインの義姉があまりに下劣でウンザリする程だったけど、ヒーローも本当に謝りたいんだったら、自分から訪ねていけば良かったのにと思った。始めは数通の手紙で、その後は会う連絡をドタキャンされたからといってそのまま放置…ヒロインが出産していたことも知らなかったって、言ってるほど真剣だったのか疑問だった。ヒーローの義姉への対応がもっとハッキリしていたら、こんな誤解も無駄な時間も生まれなかったしね。ヒーローの両親でさえも義姉との間を疑われるような態度は、ただの八方美人で、ヒロインを責められないでしょ2018/04/26