内容説明
恋愛も就職もうまくいかない逸子の部屋に、突然従妹の美雨が転がり込んでくる。「殺し屋」に追われているという彼女のもとに、男たちが訪ねてくるが、その誰もが殺し屋とは思えない姿だった。戸惑う逸子はいつしか「本当の愛」を巡る大きな渦に巻き込まれていく……。毎日を愛するためのメッセージにあふれたラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
最後の羅針盤
3
湿った読後感。 「誰かに必要とされていないと生きていけない」と、「自分はどうなったていいくらい好きになる」は、根っこの部分で同じ病理を抱えているのかもしれない。2013/09/10
_こうちゃん
2
タイトルは「深い深い夢の中」。ちょっと意味深。表紙も素敵である「うーん、やっぱりいいなぁ~」これが僕の率直な感想。とても読みやすい文章で、素直に心の中に入ってくる。そして、心の引っかき傷にちょっと染みる。でも同時に優しい気持ちにさせてくれる。そんな作品である。愛とは何? 恋って?愛することと愛されること。何が一番幸せなの?そんなことを考えさせてくれる。前に進むことに疲れちゃった女性にお勧め。あるいは、僕のような繊細な男性にも!(爆)ゆっくり歩いていこう♪世の中、そんなに早くは進まないんだから。2015/01/02
かっこ
0
ずっと誰にも共感されなかった、私の理想の死に方「愛する人に殺されること」と似た感覚をもらえた。恋することに重きを置ける女の子って羨ましい。狗飼さんの書くお話を読むとそんな自分がそんな女の子になれた気がしてたまに無性に読みたくなる。2014/10/10
つぐたん
0
ものすごく逸ちゃんに感情移入して、共感した。どうして私が思ってることをこんなにストレートに書けるのだろう。2012/08/30
花宴(紅葉賀)
0
「殺し屋」、なるほどね。美雨よりもむしろ逸子の方に共感したかなぁ~。 ミルクティーの温かさ、なんだかせつないね・・・・。2012/05/21