内容説明
わたしはこのひとのように人生を真正面から受け止め、苦悩していただろうか。若くして罪を犯した女性からの手紙が筆者のもとに届いた。彼女の魂は、障害を持って生まれついたという事実のため、幼いころから防御の術なく無残に傷つけられてきた。だが、綴られていたのは、死んでしまおうと幾度も思いながら、それでもなお独力で立ち直ろうとする途切れる事なき意志の軌跡だった――。表題エッセイ他、食べることについて、死について、淡路島から沖縄・渡嘉敷島移住の顛末まで幅広く論じる清冽なエッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
1
初めて読んだ灰谷作品でした。薄いですがこころにはずっしり重たいものが残りました。自分には、教育、暮らしなどこころの深い所に届く内容でした。2012/03/02
Quijimna
1
激しく心を揺さぶられる作品が多く、大好きな作家だが、やはりエッセイの集合体という性格上、同じ話がなんども出てきたり、やたら引用が長くて冗長だったり、という部分が気になってしまうのです……★★☆☆☆2011/11/02
R10
0
「チューインガム一つ」を読んで、昔、遠足のおこづかいと渡されたお金で、遠足帰りに友達と自動販売機でジュースを買ったときのことを思い出した。遠足用のお金を遠足以外のところで使ったので、親に対して大変罪悪感を感じたのだった。2016/12/14
はこぶね
0
対談、エッセイ、書評など、当時の灰谷さんの書き物を集めた本。なのでまとまりはあまりなかった。目新しかったことと言えば、小説を書くようになったきっかけ。はじめて読んだ気がする。実名を挙げて語られているけど、時代が違うからか全くピンとこなかった。やっぱり好きなのは灰谷さんの物語だな。エッセイじゃなくて。2016/06/19
yu-h1na🌷
0
こんな人生では、人間不信になりそう2013/12/12
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