クイーンズコミックスDIGITAL 天使のツラノカワ 1

著者名：一条ゆかり【著】

集英社（2013/07発売）

• ISBN：9784088644769

内容説明

失恋・ケガ・盗難の不運3連発に襲われた美花は超貧乏暮らしに。そんな美花の前に現れた2人の男――小説家で遊び人の龍世とバイトの達人・紫生。魔性の女・沙羅も絡んで美花の生活は激変！　ジェットコースター・ラブコメ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[毒兎真暗ミサ【副長】]

名前の由来が大天使ミカエルという女子大生、美花。家は田舎町の小さな教会で彼氏と上京。そこで都会に擦れた寺の娘、沙羅に彼を寝盗られるはアパートに強盗は入るはで美花はやさぐれた。「神様なんていないじゃない！」と泣きつつ、毎日お祈りしてしまうサガが恨めしい。しかし祈りの効力か友達の彼、紫生（しき）や作家、阿木龍生と出会えたが……なんと阿木の家には沙羅がいて。キリスト教をベースにした会話と海外ドラマSATCを思わせる軽快なテンポが小気味良い。果たして信じる者は救われるのか？一条ゆかりの実験的四角関係ラブコメディ。

2023/11/01

[十六夜（いざよい）]

彼氏には浮気され、家は泥棒に入られ、踏んだり蹴ったりの美花。生活に困りお金持ちそうな家の主人に自分を売り込む事にするが…。美花の天然さにちょっとイライラ。毒は吐くけど沙羅の方が気ままに生きてる分素直で好感持てるかも。

2014/08/18

[えむ]

再読・そうそう、こんな展開だった、と懐かしく読みました。最初からやっぱり魅力的なキャラ達ばかりでした～。美花がどんどん可愛くなってうんうんって苦しみながらも成長するんだけど、ちょっと常識とは外れた思考をするところも可愛いなぁって（笑　阿木さんや穂積君の側にシンクロしながら読んだらまた別の意味でも面白かった。阿木さんの「ボクは天国へは行けないから」と言った表情が今でも脳裏から消えません。本当に皆に幸せになって欲しいと願ってしまった。絵も華やかでストーリーも切なくて素敵なお話のシリーズだわｗｗｗ

2010/12/17

[にこにこ]

あなたは神を信じますか？宗教は行動規範を決めてくれるので自分のなかの判断基準が揺らがず楽だと思っていたが、実際に生活の中にあるとミカちゃんみたいになっちゃうケースもあるのね。行動規範の解釈が宗派を生み対立するんだろうけど、ノンポリにとってはまず、信じるか信じないかの間に大きな川がある様な気がする。

2016/07/20

[rinrin]

再読。相変わらずおもしろい。

2015/04/08