内容説明
とびきりの美女に変身したせいで、彼女は愛する上司に誤解されてしまった。■地味な秘書のシンディは、ずっと上司のカイルを愛してきた。なのに、カイルは筋金入りの仕事人間。彼女の熱い視線に気づきもせず、その誕生日さえ忘れる始末だ。落ち込んだシンディを元気づけようと、会社の友人たちが、有名な美容サロンに連れていってくれた。三時間後、まるで別人になったシンディは、胸を躍らせながら重要なプロジェクトの会議に臨む。カイルは信じられない美女に変身したシンディに目を見張り、思わず抱き寄せてキスした。だが、冷徹なカイルは美しい女性に強い不信感を抱いていて、秘書の変身を誤解してしまう。違う。私は上司にこびを売って昇進を狙うような女じゃない!ただ、あなたに目を向けてもらいたかっただけなのに……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
12
ワーカホリックなボスヒーローに何年も片想いを続ける有能な秘書ヒロイン。友人達からの誕生日祝いでヒロインが美しく変身したことがきっかけでふたりの関係が変わっていくお話。実はヒーローも彼女を意識していたと言うんです。それぞれ恋愛に臆病になる理由もあって、大人なのにじれったいほどゆっくりした展開ですが誠実で真っ直ぐなふたりが好ましく、読んでいて楽しかったです。2024/02/01
だりおん
8
ベタではありますが、恋愛ものならではのハラハラドキドキの展開。今まで読んだハーレクインシリーズのなかで1番の好みでした。官能シーンがほぼないのも。2016/12/14
りりか
1
ボスに想いを寄せる秘書が美しく変身してみせる、という好きなタイプのお話なのですが、ヒーロー、ヒロインともに過去の傷にひきずられっぱなしでいまひとつロマンティックな気分になりきれませんでした。2012/02/25