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内容説明
「宗教ブーム」といわれてひさしいが、それは真実ではない。宗教を「アブナイ」ものとして忌避する無知な警戒心と、摩訶不思議な世界へのやまれぬ好奇心が、同時に強まっているのが現状なのだ。伝統と歴史の価値が失われていく現代、われわれをとりまく精神世界のフレームワークは、どのように変わっていくのか。オウム真理教やインターネット上のバーチャル宗教など、新興宗教が自由競争を繰りひろげて混迷する、宗教の最前線と未来を見据える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
2
レッテル貼りに終始したり、単なる現代批判のための理屈付けになったりすることもなくて、ちゃんと現代宗教と向き合えている、いい内容だったと思う。00年代前の話だからやや話題が古びてはいるけれど、未だ参考になるところは多いはず。2013/01/05
新しいフォルダー
1
オウム以前、以後。伝統宗教の風景化・アクセサリー化。ファンダメンタリズム。もうちょっと突っ込んだ内容が良かったかも。2012/05/21
しょ~や
0
この本が書かれた頃よりもさらに宗教離れが進んでいるのではなかろうか。筆者の考えが最もな気もするし、考えすぎだよって気もする。2013/11/18
寝落ち6段
0
伝統的な宗教が形骸化している。若者にとって寺院は街の風景でしかなくなってきている。そこに現れる新興宗教。これは確実に社会の動きと連動している。現代の宗教の概要はわかりやすかった。ただ、どうしても信仰する気持ちというのがわからない。2013/05/01
まつゆう
0
現代宗教学が取り組んでいる課題を端的に理解できる本。2012/02/16