小学館文庫<br> 浅草弾左衛門 第六巻 (明治苦闘篇・下)

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小学館文庫
浅草弾左衛門 第六巻 (明治苦闘篇・下)

  • 著者名:塩見鮮一郎【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 小学館(2013/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094035469

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内容説明

明治政府が出した「解放令」で、直樹は西洋靴の製造を。

「賤称廃止になりますれば、これまでの権益を失い、新たな租税をかけられるでしょう」直樹らの醜名除去の嘆願は、皮肉にも彼らの牛馬処理の独占的利益と、仲間の支配を否定する結果に。仲間と結束した彼は、富国強兵を旗印にした明治政府の要請に応える形で皮革による西洋靴の製造を決意する。米国から招いた鞣職人の技術で、計画は順風満帆に進むように見えたが……。差別構造の根元を描く大河小説、ついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Narumi

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主人公は被差別民の頭領で、知らない話ばかりだったので感心しながら読みました。彼らは一種の特権階級で、だからこそ被差別民の地位を与えられたらしいことがわかります。そして結局明治維新で、また為政者の勝手な都合で恩着せがましく地位の引き上げが行われますが、当事者には良いことばかりではない。彼らの経済生活の仕組みが興味深いばかりではなく、主人公と共に幕末を追体験したようで、最後、江戸を懐かしがる彼にしんみりしました。2017/10/30

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