内容説明
凍てついた大地を切り裂く重砲弾。降り積もる雪を蹴散らす戦車群──チチハル攻略を断念したソ連軍が、冬の訪れとともに満を持してハルピンへ怒濤の攻勢に転じたのだ。凍結した牡丹江を渡り、押し寄せるT34。迎え撃つ五式M4。泥濘沸き立つ大戦車戦の末、日本軍は辛くもこれを撃退するが、兵力は一気に半減した。急遽ハルピン救援に向かう在満米軍。だが、猛将パットンの前に重戦車スターリン3型が立ちはだかる。満州の戦野に「鋼の破壊神」の鉄槌が! 戦記巨篇、堂々完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ねんこさん
1
シリーズ読了。満州侵攻みたいな形でスタートしたけど、終わってみれば朝鮮戦争みたいな結末だった。変なオリジナル歴史を作るよりは、史実をガイドラインにして所々改変しつつ…という仮想戦記のほうが安定して読めるのは間違いないですが。 2012/03/24
三毛招き
0
波濤は割りと無茶な終わり方だったが、こちらはまあ妥当な終わり方か。/戦場的に仕方ないとはいえ、前作の主人公&海軍があまり活躍してないのがちと残念。2010/05/03
Gulico
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おいおい、パットンよぅ。無茶振りのない仮想戦記としては良作だと思います。修羅シリーズは。2009/10/28
ビタミン
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★★★☆☆2009/08/28
ルタベガN
0
しまった。「修羅の波涛」っていうシリーズの後日譚だったのか。先に読んじゃったよ......。2020/01/10