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内容説明
瑞々しい感性で書き出された悠久の幻想…。その才能を惜しまれつつ夭逝した花都悠紀子の珠玉傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
42
《購入本》何十年ぶりかの再読。学生時代以来か。今となっては、或いは記憶に残っている人の決して多くはない夭逝の作家かもしれない。デビューから僅か5年での逝去は余りにも早すぎた。遺された作品にはまだこれからの伸びしろが期待され、描く世界には独特の空気感が漂っていた。読み手は遺された作品を繰り返し辿るしかない。2015/01/19
あたびー
27
#日本怪奇幻想読者クラブ 惜しまれつつ夭逝した少女漫画家花郁悠紀子さんの幻想浪漫作品集です。山岸凉子さんの怪談漫画(亡くなったあと徳の高い姿で現れた話)を読んで、ずっと読んでみたいと思っていました。過ぎ去った時代の懐かしい雰囲気を感じながら読みました。花、失われた愛、夢と現、そして能。白人の血の混ざった美しい少年少女、洋館。着物姿の美しさは妹さんである波津彬子さんの漫画にも受け継がれています。ご存命ならどんな作品を描かれただろうと思いを馳せます。2020/11/10
青龍
23
金魚屋古書店を読んで懐かしくなり、Kindleで読んだ。花郁先生は、学生時代に雑誌で少し読み、亡くなったのを知ったのは数年経ってからだった。さらに波津先生が妹と知ったのは、その数年後だった。今、読み返してみると、その早すぎる死が悔やまれる。2019/09/08
はね
5
波津彬子さんに夭折した漫画家のお姉さんがいらっしゃると聞いてからずっと読んでみたいと思っていて、ようやく実現。どのお話も幻想的で美しくて、波津さんの描く世界観とも少し似ているけれどまた違うなんとも言えない世界。…というか感想を言おうにも、私の表現力が追いつかないです。ごめんなさい。2016/02/21
ユキモリ
5
文庫版で再読。収録作の中では芸に苦悩する現代の若い能楽師が、藤の古木と菩薩像に出逢って世阿弥の時代とシンクロする幻想的な「不死の花」が心に残る。稚児の藤若のあまりに強い世阿弥への想いが藤に宿るという凄みのある内容を、ただひたすら美しく切なく描ききっていて心が震えた。2014/01/14
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