内容説明
ニューヨークからテキサスへ。都会の令嬢が牧場を訪れたとき…。■リリアンは両親を事故で失い、富豪の祖母のもと、妹のレイチェルとともに、ニューヨークの上流社会の令嬢として優雅に暮らしていた。わがままで意地の悪い妹と違い、リリアンはいつも優しく穏やかだった。けれど、祖母はなぜかリリアンに冷たく、レイチェルがお気に入りだった。そのレイチェルが、突然テキサスのカウボーイと駆け落ちした。「すぐに連れ戻して。できなければ勘当です。レイチェルも、あなたも」祖母の厳命で、リリアンはテキサスに向かった。自堕落な妹がいつかは道を踏みはずすのではと、リリアンは心配していた。でも結婚をきっかけに、妹も真剣に生きていくようになるかもしれない。とにかく、レイチェルと恋人のカウボーイに会わなければ。空港に降り立った彼女を、レイチェルの駆け落ち相手の兄が出迎えた。彼は尊大で、無愛想この上ないカウボーイ。しかもリリアンに、激しい敵意を燃やしていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びわ
6
ヒロインが良かったわ〜金銭面では苦労知らずなお嬢様だけど、精神的には苦労してきたのね。だんだん強くなって、自活しようと頑張っているのがよかった。ヒーローは先入観を捨てたら良い人だったんだけど、ヒロイン妹と祖母が酷すぎて、なんか影が薄かったようなf(^^;ヒロイン妹と祖母がギャフンというとこが見たかったなあ2014/06/06
trink
5
ニューヨークのソーシャライツといえばオリヴィア・パレルモだけど、まったく控えめとは言いがたいのでデルヴィーニュ姉妹あたりをイメージして読んでみました(セレブのゴシップ大好き)。意地悪な家族に遠慮しながら生きてきたとはいえ、意外と根性が座ってるヒロインと、会ってみたら悪い子じゃなかったと早めに先入観を捨てられるヒーローのナイスカップルでした。対する妹まじクソ。婆もクソ。私は許しませんからね!2016/06/10
ぽしょ
4
数少なく短い登場場面を1ミリも無駄にせず、毒を吐き事件を起こす極悪妹が強烈です!婆様の目的なき嫌がらせも不快さぴか一です。最後の一文にはにやり。婆様の反応が見たかった~!2011/10/07
キッチンタイマー
3
ガラガラヘビって揺らすと音がするのかな。ガラガラだかシューシューだか音がするから気がついたじゃなかったなと。虐待で自己評価が低い控えめヒロインのフォックス作品の期待は外さなかった。ニューヨークセレブって東部のボストンとか清教徒とか由緒正しい貴族なのかなとか。まあねーおばあちゃんに虐められてたとしてもいい機会だから泣いてないでウェイトレスやんなさいとは思った。2015/04/18
romaco
3
★★★ カウボーイと駆け落ちした妹を連れ帰さなければ祖母に勘当される令嬢ヒロインとカウボーイの兄ヒーロー このヒロインの妹は生まれながらにしての人格異常者かなんか?何であそこまでヒロインに攻撃的なのか全く意味不明 ヒロインの祖母も自分の実の息子の孫に有りえない態度だし この二人が強烈過ぎて、トラウマからヒロインに冷たくするヒーローなんて可愛いレベルだ2012/07/10