内容説明
日本の古い体質のシンボルである江戸時代封建論に真っ向から挑戦する江戸近代論。「検地は百姓の土地私有の確認である」ことを実証し、一揆は幕府の約束違反に対するムラの抗議だとして、日本史全体像の変革を迫る。
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目次
第1部 時代転換の契機―金銀山と田畑の開発
第2部 領有から私有へ―検地・五公・定免
第3部 変化する幕府法令―「御触書」と『御触書集成』
第4部 近代の創造―民衆の自由と生産
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しびぞう
5
メチャメチャ面白かった!20年も前にこれほど面白い本が世に出ていたとは!教科書に載っていることが絶対に正しいという頭を持ったままでは、本書の内容に納得はできないだろう。しかし本書は、現在の世のあり方を再考するための必読書たるものだと感じた。江戸時代の民衆が幕府に虐げられるだけの存在であったならば、民主主義の狼煙をあげようなどと士族側から動くはずがないとないと確信するだけの材料が揃っていた。2019/10/18
wuhujiang
2
本書は高校生時代に読んでいたく感銘を受けた本である。江戸時代の農村はこんなに生き生きしていたのかと感動した。約10年経ち改めて読んだ感想は……歴史学の水準に達していないのでは?という点だった。批判する対象がはっきりしない。教科書(それも出版社を明かさない)や「~という定説がある。」といった具合。例外はE・H・ノーマンだった。江戸の農村研究は盛んな分野であり1999年出版時点では先行研究の蓄積があったはず。なぜ論文を引用してそれに対して反論しなかったのか?こうなると著者の主張を信じられない自分がいた。2022/03/13
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