ハーレクイン・ロマンス 月に願いを

著者名：サラ・クレーヴン/古沢紅

ハーレクイン（1999/02発売）

• ISBN：9784833514590
• NDC分類：933

内容説明

あなたと過ごしたあの夜からわたしの人生は始まった。■ザンナは父の経営する会社で仕事ひと筋の毎日を送っていた。ある日訪れた亡き母の生家で、自動車修理工のジェイクと出会い、名前すら隠したまま情熱的な一夜を共にする。いつもなら気にかけないタイプの男性だったが、魔法をかけられたように、彼の男性的魅力にあらがえなかった。自分らしくない行動をとったと後悔した彼女は翌朝、別れも告げずに彼のもとを去った。だが元の生活には戻れなかった。妊娠してしまったのだ。動揺して再びジェイクを訪ねたが、彼の姿はない。妊娠を知ったザンナの父は冷たく、中絶しないのなら会社をやめて部屋も出ていくよう言い渡した。おなかの子どもを殺すことはできない――彼女は決心した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぽこ]

父の理想通りに振る舞う今の自分に違和感を感じ、亡くなった母の生家を訪れたら、そこの管理人と一夜の過ちを犯してしまい、妊娠してしまったヒロイン。幼い頃は母親に見捨てられ、自分の顔に泥を塗ったと父親とも縁を切られて、薄幸ヒロインだった。うじうじ悩みながらも前向きなところは好感を持てた。

2016/03/29

[romaco]

★★★　仕事から離れ亡き母親の生家を訪ねたヒロインとヒロインに車の修理を依頼されたヒーロー　どちらも本当の素性を隠していたんだからお相子な面が多いのに、ヒロインの被害者的な考えにうんざり・・・してきた所で意外な展開が　それにしても、ヒロインの父親は哀れな人間だ　

2013/07/07

[てん・ゆう]

ヒーローがヒロイン母の完全な肩を持つのがなんかなぁ。ヒロイン母自らもっと行動すべきだったんじゃ？

[こえん]

頑ななヒロインが読んでて疲れた～、そうなる家庭環境ということで納得できるけど、それでもな～。偽名で出会ったヒーローとその日のうちに関係もって翌朝ドロンという彼女の行動も、後々ちゃんと生きてくるからとりあえず可。ヒロインのヒーローに対する言動がもう少し柔らかかったらよかったのに…。

2009/10/12