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内容説明
どんなときにもがんばればいいってものじゃない。明るい見通しを立てて、「自分にできないはずはない」などと思わないほうがいい。ときには「プラス思考」を捨てて、「弱い自分」というものを認めて降参してしまったほうが心は楽になるし、からだも元気になるんですよと、医学博士である著者は新しい生き方を提案します。「報酬系」「罰系」というのは、脳の中にある神経領域のことで、「報酬系」に刺激を受けると、私たちは広い意味で快感を感じ、「罰系」に刺激を受けると、不快感を感じます。つまり、私たちが心とからだを健康に保つには、報酬系に刺激を受ける生活をすればいいわけです。ところが、私たちを取り巻く環境は罰系を刺激するようなことであふれています。リストラだ、倒産だ、おかしな事件の続発だ……。では、どうすれば報酬系を刺激できるのか。簡単にいえば「いいこと」を考え実行すればいいわけです。そこで「プラス思考」。でも、何でもかんでもプラス思考で頑張り通すと、かえって罰系を刺激し、心とからだの痛みを悪化させることにもなります。ここに落とし穴があります! だから「プラス思考だけじゃダメなんだ!」と本書では主張します。
目次
プロローグ 弱さを知れば強くなれる
第1章 元気のもと、「報酬系」の力を知る
第2章 「罰系」の刺激が人を不健康にさせる
第3章 これが罰系人間だ!
第4章 報酬系を刺激する考え方