ハーレクイン 危険との戯れ

著者名：ケイト・ウォーカー【著者名】/秋元由紀子【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/12発売）

• ISBN：9784833514545

内容説明

テレビタレントのキャサリンは、この半年間というもの、正体不明の病的なファンからつけ狙われていた。性的な内容を書き連ねた胸が悪くなるような手紙や、セクシーな下着の入った小包が次々に送られてくるだけでなく、電話による脅しも絶え間がなかった。自分のフラットにいられなくなったキャサリンは父の家に移ったが、ある日、父がエバン・リンゼーという屈強な男を連れて帰ってきた。彼は警備会社のオーナーで、ストーカーからキャサリンを守るという。そんな必要はないと彼女が言った矢先、また脅しの電話が入った。父の家にいることはほんの一部の人間しか知らないのに！とうとうキャサリンも、父の出張中はエバンと暮らすことに同意する。冷たい冬の海を思わせる目と危険なにおいを漂わす男性と……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[糸車]

テレビタレントのヒロインには病的なファンがいる。つまりストーカー。父の留守中の警備を受け持つことになったヒーローのイメージがどうにも掴めなくてヒロイン同様不安になる。誰も信用してはいけないと言いながらまるで誘惑しているのかと思うような行動をとり、直後に突き放す。冷静沈着かと思えば温かな微笑みでヒロインの心を乱す。ちぐはぐな印象。知り合ったばかりでヒーローがどんな人か分からないので反発したり気をひこうとしたり、ヒロインもかなり衝動的。ラストのヒーローの告白まで読んでいるこっちの気持ちが盛り上がらず、微妙～。

2015/04/24

[海星梨]

一方通行の愛は駆逐され、そうでないそれは赦されるというお話。違うか。違うな。ストーカーに悩んでいる女優のもとに押し掛け警備員がきて～というお話。ヒロインがちと子供っぽい。個人的にはこれの性別逆設定で売れっ子アイドル（中身ヘタレ）が美人警備員にどきまぎさせられるのが読みたい。自分で書けって話かそうか。

2014/11/23