面一本

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¥1,026
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面一本

  • 著者名:出久根達郎【著】
  • 価格 ¥1,026(本体¥933)
  • 講談社(2014/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062639408

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内容説明

庶民の街、早稲田の小さな古本屋に剣道の達人・若苗(わかなえ)が嫁いできた。三世代同居も苦にせず、人情溢れる家族に支えられて、若女将として古書の世界の奥深さにハマっていく。街を喰い荒らすバブル亡者たちに敢然と立ち向かい、平凡ながら時代の波に押し流されず強く生きる下町の一家を活き活きと描く長編小説。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

29
若苗さんに入り込めなくて、物語は面白かったのですが、イマイチ楽しめませんでした。 賢いんだか、世間知らずなのか? 薬品会社時代に本を読んでいたと言うわりに、あまりに物を知らなすぎると思う箇所が何箇所もあり、立ち居振る舞いに知性が感じられないのです。 マイナスな面を書きたくなかったのですが、読んでいる間、ずっと違和感がついてまわったので、書かずにいられませんでした。 バブルの頃の地上げに立ち向かった早稲田の小さな古書店。 設定は面白かったです。2015/05/12

アルプスの空♪

11
まずは本の分厚さに惚れ、久しぶりに最後まで読めました~(^_-)-☆2011/10/25

wasabi

4
剣道二段、居合道二段、ナギナタ初段の若苗が、西早稲田四丁目の古書店に嫁ぎ、地上げ屋相手に「めええーん」と豪胆ぶりを発揮するかと思えば、そうでない。あくまで清楚で可憐、さりとて毅然たる態度を保つのだ。いかにも著者が理想とするであろう女性像に違いない。せどりのシンゴさんとの古書仕入れの旅では、色々と勉強させていただいた。最後、バブル亡者との対決は勝ち目なかろうと諦めたけど、無音の気合はお見事。ことこの本は新品を求めたかったけど、中古しか入手できず。2018/02/04

miyamo

0
2004.5.15 ×

Peter-John

0
1994年5月から1995年7月まで地方紙に連載された新聞小説。直木賞をもらった「佃島ふたり書房」を読んで、気に入って積読だったこの本を引っ張り出そうと思ったのですが、字が小さくて読みにくいだろうということで、Kindleにしました。 話は親子三代で営む古本屋に若嫁さんが嫁ぐところからはじまり、それから1年間が語られます。途中、地上げでボロボロになっていく街の様子や、親しいセドリ師の過去とつながって竹内浩三の「戦死やあわれ」が紹介されたり、決してほのぼな一辺倒ではありません。 最後の「あとがき」に涙。2019/11/15

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