講談社文庫<br> 孟嘗君(3)

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
孟嘗君(3)

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 講談社(2012/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062638647

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

成長した田文を孫ぴんに託して、養父・白圭は周へと移った。師の孫ぴんに導かれて、仁の資質、信の確かさを増していく田文。「わたしは文どのに広い天地と豊かな春秋をあたえたい」――。遂に孫ぴんは田文を実父・田嬰(でんえい)に引き合わせ、田文は貴人の家の子にもどった。全土に秦・魏・楚が屹立する中、斉王は孫ぴんを軍師に決定した。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

76
1、2巻の白圭の部から、ようやく本来の主人公孟嘗君(田文)の物語に。白圭が田文を孫臏に託したことで田文の出自が斉でも明らかになる。桂陵の戦い、馬陵の戦いと、歴史的にめ有名な戦が続き、孫臏の活躍がえがかれているが、そばにつかえる田文の将来が垣間見えるような言動も心に残る。2021/04/07

KAZOO

65
この巻はのちの孟嘗君がやっと出てきます。養父は商人としての道に徹することになります。孫ぴんに教えを受けた田文は、本当の父親に会い実家に戻ることになります。この巻はどちらかというと孫ぴんが主役のような感じで、軍師としての才能を見せつけられてくれます。2015/04/18

大阪魂

46
シリーズ第3弾、中国の戦国時代、紀元前350年ごろ、戦国七雄ってよばれたうちの魏、韓、斉、秦が覇を争って戦いを繰り広げるねんけど、そこで斉の軍師になった孫臏が桂陵の戦い、馬陵の戦いで芸術的な作戦を成功させて魏に大勝、白圭と絡んでた魏の名将・龐涓が死んでしまったってとこでこの巻おわり!主人公のはずの田文も特技もってる食客を使って勝利に貢献、やっと存在感発揮し出してきた!んやけどねー、やっぱ北方水滸に比べたらなんか出てくる人のキャラに深みがないねんなあ…歴史の偉人伝読んでる気がしてきた…勉強にはなるんやけどね2024/12/19

明智紫苑

46
本来の主人公が前面に出てきた。しかし、基本的にはやはり(贅沢な)群像劇だ。しかし、前半の実質的な主人公である白圭一人だけを主役としても十分面白い話になりそうなんだな。要するに、宮城谷版田文には白圭ほどの魅力はないという本末転倒があるのだ。まあ、『楽毅』や『青雲はるかに』のように主人公に対するえこひいきが露骨にあるのも嫌だけどね。2018/05/09

とも

46
登場人物の相関図が混み入り出してきて、何度か頁を読み返しながら読了。 白圭、孫臏、田文を中心に、脇を固める田嬰、田忌、青欄や旼林らの女性陣もそれぞれが魅力的。 相変わらず面白いので続いて4巻に突入。これは再読したら尚面白そう。2017/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/521607
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

この商品を含むセット一覧

該当件数1件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数5件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす