内容説明
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1998年、栃木県の北・黒磯の中学校で男子生徒が女性教師をナイフで刺殺する事件が起きた。白昼の学校内で起きた事実は、全国を震撼させ、現代の若者を象徴する事件としてマスコミをにぎわせた。宇都宮大学で教育心理学を担当し、県内に多くの教師を送り出してきた著者が、新聞報道をたどりながら事件の本質に迫り、これからの学校教育のあるべき姿を提言した。
目次
第1章 事件の発生(事件の発生 事件、その後 宇都宮大学教育学部学生への影響 記者座談会―事件から考える)
第2章 学校の現在(現代の社会と家庭 現代中学生のからだとこころ 受験の重み ほか)
第3章 これからの学校(カウンセリングの活用―効用と限界 あるカウンセラーの実践―稲葉千秋氏の場合 集団教育の場としての学校)