内容説明
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「戦争を生き延びて必ずみんなで西郷さんの銅像の下に集まろう」卒業式で先生と交した“男の約束”。訓導伊藤信雄先生の生徒たちへの限りない愛情、そして死。故伊丹十三監督も映画化を望んだ戦争記録文学幻の名作!
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目次
序章 卒業式の朝
第1章 伊藤信雄先生
第2章 子供の情景
第3章 武家の次男
第4章 たちこめる死の臭い
第5章 悲報
第6章 約束の日
終章 五十年目の涙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やじ
23
戦争中だが、みんな底抜けに明るくたくましい。どんな環境にあってもその中で楽しめちゃうのが子供なんだよね。沢山の人に出会い、もまれて、考えて、人間が作られて行く。どんな人に出会うかで出来上がる人間が違ってくるんだな。六男二組の先生はすごかった。自分の生活が全て教師。プライベートが大切❤️なんて言わず、全人格をかけて子供と向き合い、どの子にも自信をつけさせた。佐々さんの同級生は大成された方が多いのに驚く。昭和25年5月5日に上野の西郷隆盛の下に集まる男の約束をしたが、先生は‥。佐々さんのご冥福をお祈りします。2018/10/18
鐵太郎
4
この本は、筆者の先生に捧げる想い出として書かれ、戦争という悲惨な時期に行われた、未来へ通じる明るい教育の記録を描いたものです。著者は名前が挙がっているのは自分だが、協力してくれたクラスメート全員で書いたものだと言います。白眉となるのは、何回かのクラス会の後で、平成7年になって始めたあかされた先生の死の情景。65歳になった、泣くなど男の恥だと教育されて育ったかつての子供たちが嗚咽をこらえられなかったその最期。こんな先生の記憶を持っている佐々氏は、ある意味で幸せ者かも知れません。2008/08/03
茶々太郎
2
再読かもしれない。教育者も子供も骨太だった時代を、単にノスタルジックな昔語りと片付けてはならないと思うのは私だけではなかろう。2013/05/13
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