内容説明
死神の異名をもつ八神香介。一三歳の天才棋士に敗れ、一度は挫折した男が、それから一六年後、将棋の表舞台に現われた。第五期竜将ランキング一回戦……それはアマチュア最高位から、プロ棋士に挑む、命をかけた戦いとなるはずだった。しかし対局当日、相手プロは姿を見せず、自宅で何者かに殺されていた! 卓越したストーリーと熱気で読者を魅了し、横溝正史賞史上初の特別賞を冠せられた、伝説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょく
3
ミステリとしては笑ってしまうくらい陳腐だが、これが「熱血スポ根将棋漫画の原作」だと言われたら、結構面白いと思う。将棋を知らなくても、闘いを楽しめることは楽しめるのだけど、少し時代がかった文章が講談師のセリフを聞いているようで、うっとうしくなってくるのもまた事実。2014/10/14
すべから
2
表と裏のそれそれの世界で活躍する棋士達の生きざまを殺人事件を通じて描く、将棋ミステリー。傀儡師とか、マンガっぽいキャラクターが出てきてワクワクする。先が読めず、楽しんで最後まで読めた。棋士もなかなか大変な職業だなぁ。2019/01/12
けいちゃっぷ
2
書き方のせいなのか、2時間サスペンスドラマの原作を読んでいるような錯覚に陥る。 2006/12/31
Tohru Kawaai
0
久々に純粋な小説を読了! 面白かった!2019/01/19
ニョンブーチョッパー
0
◎2002/04/01