内容説明
いま、不登校もいじめも、子ども・若者問題を解き明かすには、そこに秘められた深層の物語を読みひらかなくては見てとれない。子ども・若者の自分くずしとその再生を開示する。そこにはからだとこころの危機がある。「子どもの自分くずしと自分つくり」の続編。
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目次
遍歴から再生へ
ある親への手紙―親と子のイニシエーション劇
生まれること、死ぬこと
神戸児童殺害事件を解き明かす―おとなは子どもたちに何を語るか
閉ざされた“深層の物語”へ
子どもの“深層の物語”を読みひらく
なぜ小学高学年の子どもが荒れるのか
子ども・若者の“からだとこころ”の異変
人間存在の基底の危機的状況
くずれゆく子どもの人格〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小鈴
16
11年後の98年に出版された「その後」だが、こちらはエッセイ集で体系的な本ではない。昔の本を読むと19年には「子供の全体性」というものがすっかり忘れられているのがよく分かる。新自由主義の浸透、資本主義の論理が生活世界のすみずみまで浸透して「超越的な価値」の喪失。市民的自由、良心の自由を駆逐する。おとなが「心の教育」をどんなに強化しても、子供達はもっも深い闇に追い込むだけ。たくましい自己、強い自己を前提にした社会の中で、子供達は「やさしさごっこ」と「いじめ」を繰り返す。それ以外の社会の作り方を知らないのだ。2019/07/10
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