内容説明
知らなければ謎は解けない。人工子宮が普及した時代、あえて自然な妊娠・出産を望む女たちが暮らす町で起きる事件…卓抜なユーモアが冴える本格ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
41
人工子宮による出産が普通の近未来にある妊婦だらけの街、バルーン・タウンで次々起こる怪事件。見た目的にはごちうさの舞台のようで・・・いいのかな? なんだかんだで妊婦いる?な感じの謎もあるけど。個人的に良かったのは表題作の動機と「オリエント急行十五時四十分の謎」。確かにそういう意味でオリエント急行は信用出来ないよなうんうん。2021/06/05
星落秋風五丈原
13
人工子宮が普及した21世紀の日本で昔ながらの妊娠・出産を望む少数派の女性達が集まる「東京都第七特別区(通称バルーン・タウン)」を舞台にミステリー翻訳家、未婚の妊婦探偵暮林美央とその大学の後輩で刑事の江田芙利奈の活躍を描くシリーズ第2弾。トマス・ハリスの「ハンニバル」のパロディもあり。2001/04/11
アルパカ
8
「このミステリーがすごい」で紹介されていたので読んでみましたが、雰囲気についていけず脱落。この作品を好きな方すみません。クリスティーのオリエント急行のオマージュだという作品があるというので手に取ったのですが・・。2024/05/06
はんみみ
5
探偵の態度、物言いを分かりにくいツンデレだと思えればいいのだけど、どうにもそりゃないぜと言いたくなる事ばかり(というか、しかない)で、ちょっと疲れる。ワトソン役が安定してた分、前作の方が気楽だったかな。とりあえず続編へ~2015/03/31
oyasan
4
シリーズものなのに2作目から読んだのが失敗。人工子宮が発達した時代に、あくまでも自分で妊娠出産をする妊婦さんを集めた特別なまちで起きる事件に、妊婦探偵が挑む・・。と言われても、なんだか設定倒れな気がしたょ~2010/12/23