人間の幸福

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人間の幸福

  • 著者名:宮本輝【著】
  • 価格 ¥826(本体¥751)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • 梅雨を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/14)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784877285845

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内容説明

春の午後、玉田麦子が自宅で撲殺された。麦子は、隣接するマンションの非常階段の使用をめぐり住人らとつねにいがみあっていた。そのマンションに住み、階上に住む愛人の存在に怯えて過ごす敏幸は、マンションの住人らに強い疑惑の目を向ける。突き進む犯人探しがあらわにする人々の心。真の幸福とは? 心の迷宮を解く傑作長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

89
近所に住む主婦殺人から始まる物語はミステリーのようでもありましたが、人の生き方を考えさせられる物語でもありました。疑惑を持つことで見える意外な生活や秘密、心の中が見え隠れするのを見ていると、幸福とは何だろうと思わされます。事件より心理に目がいきました。2018/04/07

遥かなる想い

76
全体としては面白かった。住人の隠している秘密が徐々に明らかにされて・・という展開は引き込まれる。しかし私が宮本輝に期待している世界とは違う気がする。 2010/05/09

Tsuyoshi

73
殺人事件が発生したマンションの住民として捜査対象になった妻と二人暮らしのサラリーマンの主人公が他の住民達への捜査の真似事をしていく中で住民達の隠された本質や価値観を目の当たりにしていき自身の生き方や幸福について自省、再考していく展開。様々な幸福に対する提唱がなされていたが、特に自殺未遂を繰り返す住民に対する批判の一文「人のために生きた事がない人は孤独を感じやすい」が自分にも身につまされる部分があって特に印象に残った。2018/07/19

sofia

48
あとがきで「宮本輝の作品に惹かれて本書も読んでみようと思ったと推測する」「読み始めたら少々戸惑いを覚えたかも」と書いてあるが、その通りでした。普通の人たちが登場人物として出てくるが、クセの強い人たちばかり。ひかれる人もいないし、皆隠しごとがある。その人たちの幸福とは?作者が言いたい幸福論が散りばめられている。2021/05/20

TATA

37
宮本輝さんを久しぶりに一読。20年ほど前の作品ということで会話にメッセージ性の強い言葉を差し込むあたりが懐かしいなあと思いつつ進めていく。ただ、この作品ってろくな登場人物がいない。作者は人間は誰しも隠したいものがあるというところを表に出したいがためにマンションでの殺人事件を契機にさせたのだろうが、こんな人物ばかりじゃ感情移入できませんでした。これだけダメな例を陳列されて「人間の幸福」って言われてもなあ。却って、昔の作品「優駿」とか「錦繍」とかを読みたくなりました。2018/04/25

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