内容説明
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94年から約3年にわたってビッグスピリッツ誌上を騒がせた、あの問題作が描き下ろしも加えて文庫化。“ひとごと”ではすまぬ、世紀末不安、現代人の病理をたった“ひとコマ”で喝破する。切り味鋭い作品が百本!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たくろうそっくりおじさん・寺
58
1994年から3年間ビッグコミックスピリッツに連載された1コマ漫画集。文庫オリジナルである。1コマ漫画というと新聞の風刺戯画を思うが、描くのはご存じ相原コージであるからあくまでも笑いである。掲載誌や著者の資質もあろうが、下ネタだらけである。自慰ネタも多い。この自慰を「自慰=表現」と解釈した庵野秀明の解説(庵野は『解説もどき』としている)が良い。左ページに1コマ漫画、右ページに一言という構成。この一言が箴言の様だが、だんだん切なく感じる。漫画の方も下ネタだらけの中に切ないものがある。思えば自慰は切ない。2017/10/19
森川
0
マンガ図書館Zにて2016/05/15
pochi
0
1998年 11月14日
きぬりん
0
相原コージ先生の漫画はまったくと言ってよいほど読んだことがなかったが、『4コマ哲学教室』にいくつか引用されていたことから、本書を手に。食われるために生まれてきたブタなども現れるが、基本的にはエロが多い。個人的にはあまり刺さらなかった印象があるものの、なんとなく一気読みしてしまったくらいには、面白く読めたのだろう。新聞の風刺漫画に代表される1コマ漫画の旧弊を打破する意欲作と言えばそうかもしれないが、同種の表現形態が必ずしも後に続出していないということは、やはり1コマには限界があるということなのか。2022/12/25




