小学館文庫<br> 哲学するネコ 文学部哲学科教授と25匹のネコの物語(小学館文庫)

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小学館文庫
哲学するネコ 文学部哲学科教授と25匹のネコの物語(小学館文庫)

  • 著者名:左近司祥子【著】
  • 価格 ¥473(本体¥430)
  • 小学館(2014/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094023916

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内容説明

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三人のお助けレイディーが救って(拾って?)くるネコたちで、サコンジ教授の家は爆発寸前。でもどんなネコにもやさしく接する教授は哲学者以上に哲学しているネコの真実を発見したのです。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

51
哲学者左近司先生による、ご自宅の二十数匹の猫たちと、3人の娘さんと、哲学についてのエッセイ。第一章は猫の話が中心で、猫のふるまいに哲学を見出だしてしまう人の書いたエッセイ、といった趣向だが、第二章、第三章は哲学寄り。デカルトが「考えた」ばかりに、愛しいものとの連帯が失われた、なんて考えたこともなかった。独りぼっちが心細い、は時代遅れで、とっくの昔に人間が独りぼっちであることは決まったのである、と、言い切られてみると清々しい。期限があるからこそ期限のないつもりで、いま、そして、またいま。軽妙な語りで深い本。2021/02/21

Foufou

7
猫愛全開の書きぶりにバブルの躁の残滓が漂う。大半はマザコンと断罪される「男共」は周到に排され、二十匹の猫たちをめぐる哲学教授と東大出と思しき三人娘の生活の描写に筆が燥ぐ。しかし人は得てして他人の燥に冷淡なもの。著者の主張は、ネコ的な飄逸たる生き方を目標に人は理性を駆使すべきだ、と。飄逸とは、来るべきテロス(死)に煩わされることなく今を生きる態度の、私なりの意訳。私は生き物に対しては断然川端の『禽獣』派。イヌ様ネコ様のおヒトは敬遠しがち。ジャニオタや韓流淑女と一脈通じると感じるが、どちらにも怒られるか…。2021/03/03

shiro

1
想像以上に良書でした。ねこの生き様を哲学と絡めるなんて素敵な発想ですね。最高ネコカルテットとかシャムネコクォータートリオとか若干昭和感漂うネーミングセンスも私にはハマった。2020/06/28

tamalin7

1
哲学を専門とする作者が猫とどう接するか興味があった。原文より引用、”猫は日溜まりで寝ているときも、獲物を狙っているときも、互いにじゃれあっているときも、その時々の「いま」の重みを楽しめるのだ。”なるほど、でも猫との接し方は凡人である我々と同じだ。2019/03/03

kenkou51

1
哲学は同化すること。例えば、ルネサンス時のイタリアの学者マルシリオフィチーノが燃える恋に苦しんでいる若者にそれ以上相手を好きにならない方法として、相手と目を合わせないことを忠告する。その理由が実におもしろい。科学的根拠は全くないが、今読んでもありえるかもと思ってしまう。2014/12/20

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