内容説明
卒業して1年。学生時代の仲間と再会した茗子。久美はあいかわらずの女王様。留衣の引っ込み思案も変わらない。そして茗子の恋人タクは卒業に失敗してまだ学生。久しぶりに会う彼に、少々気後れを覚える茗子――。みんな変わっていない、いいや、やっぱり変わった。誰もが青春の終わりに駆け抜ける楽園エデン。輝く若さに包まれた7人の男女が過ごした祝祭の日々と、旅立ちの時を描いた長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
95
茗子はタクと遠距離で付き合ってるが、30歳年上の男性に心も体も惹かれてる。茗子と同じ職場の久美は最初に男と寝てから付き合うタイプで、茗子を好きなカツと体の関係あり。恋人同士の留衣と隆一は徐々にすれ違い、金持ち博は久美が好き、という男女7人物語?株で2千万円の借金を背負ってしまった久美。茗子に快楽を与えた佐木は茗子の元を去り、不本意ながら会社内でのモデル業務に戸惑う留衣の女性3人の視点での物語だけど、広く浅くあっさりで、風呂敷広げすぎだし、彼女たちに感情移入できずあの頃は…的な感じ。←1994年刊行だから?2017/11/03
さんつきくん
5
200pと少々短い作品。前回の読書が重い読後感だったので、軽めのものをチョイス。大学を卒業して1年が経ち、恋に遊びに仕事にと人生を謳歌し始める登場人物達。特に女性3人の視点を中心に紡がれる。24歳でいきなり2000万の借金を背負う久美。実家札幌に恋人がいるのに、不倫に走る茗子。控え目な性格だが、自分が勤める会社の広告で自社のモデルをなったのを機に変わっていく留衣。それぞれ男性関係や仕事に悩むけど、最終的になんかスッキリ回収できなかった作品でした。出てくる登場人物は大体が身勝手だった。2019/01/17
拓人
0
人それぞれがみんな、いろんな思いをして生きているんだね。出てきたクルマの名前が懐かしかったなー(#^.^#)2010/11/14