内容説明
★若く美しく、天使のように無邪気なリリー。彼女を守るのはおれしかいない！★曾祖父が亡くなり、二十三歳のリリーにテキサスの風変わりな宿屋〈コーヒーポット・イン〉が遺された。その曾祖父から、今までそこを任されていたのが、無口でハンサムでたくましいブライアン。突然現れて〈コーヒーポット・イン〉に住み着いたリリーは、彼にとって、まさに降ってわいた災難だった。見かけはともかく、リリーはまだまだ子供だ。純真な乙女だ。現実の世界をまったくわかっていない。若く美しいリリーを見た男性客は、既婚未婚を問わず、皆息をのむ。そんな男たちから、誰が彼女を守る？気のないふりを続けながら、ブライアンはリリーの一挙一動に目を光らせていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
97年出版ですが、もっと古く感じられました。コーヒーポットの形をした食堂（アラレちゃんのお友達・アカネちゃんの喫茶店がまさにそうでしたねえ）をひいおじいさんから遺産でもらった美女と、そこですごく美味しいドーナッツを作っているハンサムな料理人のロマンスです。登場人物の心の揺れ動きがコミカル。今回登場する動物は…ヘビ！あはは。どこか古臭く野暮ったいんですが、そんなところがこの作者さんの好きなところです。2022/01/29
