内容説明
開国か攘夷か――幕末の動乱期、日本の命運を一人の男が握ろうとしていた。横井小楠。“有徳”の政治を説き、龍馬ら憂国の士の信奉を集める小楠が描いた日本の未来像とは?知られざる英傑の生涯を独自の視点で描いた歴史小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えぬ氏もわるよのぉ
4
「俺はいままでに心から恐ろしいと思う人間に二人会った。一人は横井小楠であり、一人は西郷隆盛だ」とまで勝海舟に言わしめた横井小楠は、坂本龍馬の思想にも影響を与え、幕府の政治総裁職・松平春嶽のブレーンとして政策の指針を示したが、いちばん肝心な時に失脚して活躍できなかったのは残念。2019/04/13
Hiroshi Nishino
0
22017/07/01
ホームズ
0
1998年3月9日初読
jupiter68
0
けっこう面白かった。童門冬二の文章は平易で理解しやすいから好きだ。すでにこの時代の知識は自分自身ずいぶんと増えてきたので、どんどんと読み進めることができた。次を読みたくなる。2019/04/04