幸せのひこうき雲

著者名：安達哲【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063350302

内容説明

両親の離婚問題で、田舎の祖母の家に預けられた少年・丸籐竜二（がんどう・りゅうじ）。ひっこみじあんな彼は、転校した学校でも仲間に溶け込めず、孤立していた。ある日、日直で残された教室で、担任の美人教師・西條美津子（さいじょう・みつこ）のスカートを覗（のぞ）いてしまう。「バラされたくなかったら言うことを聞きなさい」それから竜二の、美津子の性奴隷としての日々が始まった――。愛を求める少年の異常な体験を通して、人生の切り開き方を考えさせられる、安達哲の傑作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[パンダプー]

実家から送りつけられてきた本シリーズです。これは保存。おわりが秀逸。安達先生にはまたこういうの書いてほしいなあ。安達先生の作品すべてよみかえしたくなったー。

2014/07/21

[オジャオジャ]

芸能界でなかなか上手く行かず実家に出戻った西條が田舎町の小学校のクラスで女性教師になり生徒たちをネチネチ虐めたりパンツを覗いてきた男子生徒に性暴力を働いたりと自暴自棄になりながらも淡々と淡々と破滅に向かっていく女の物語と思いきや破滅仕切らず呆気なくも何となく幸せっぽい感じになったのが不思議ながらも嫌いじゃない読後感。男子生徒の弱みを握り性暴力を働く女性教師もヤバいけどそんな性暴力してくる女性教師を思いやってくれる竜二くんもまぁまぁヤバいような気がしてきた……竜二くんが時々斧で女をめった打ちにする夢

2025/03/28

[千利休]

よぉ分からん話だが、一向に読めない展開が気になり最後まで読めてしまう。なんだかんだ好きかもしれない。おそらく安達哲はそういう漫画を描く人なのだろう。

2021/03/06

[かび]

再読です。教室の空気や子供の感情の描き方がとても生々しくて、読むたびにいつも胸が苦しくなります。それは、大人として今を生きる自分に対する戒めにもなります。

2012/12/23

[小鳥紙工]

ものすごくおもしろい。でも読み終わったあと二度と読みたくないといつも思う。でもまたいつか読んでしまう。

2012/06/19