内容説明
ユニークな姉妹がはじめた「聞き屋・話し屋」は、他人に耳を傾け、ある時は心地よいお喋りを届ける仕事だ。 ある日、二人のもとに弟子希望の青年・江川が現れる。「人の役に立ちたい」という美しい(?)願いも虚しく、単細胞さが災いして仕事の初日から大失態。そこへ彼に恋する女子高生。広美も加わり、空子と里久子の周囲は何やら騒がしくなっていく……。 恋人や他人との間のコミュニケーションの難しさと大切さを学んで成長していく若者達の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
19
空子26才、里久子25才。電話一本でどこにでも出向き、お客の話にじっと耳を傾け、あるいは心地よいお喋りを届ける二人。そこに単細胞な青年、江川が弟子入りしたいと現れて…。1994/01/23
悪者みきこ
4
何度目か分からない再読。空子ちゃんサイドに共感しすぎてつらい。私にも恋愛は実は必須ではないのかな。むしろ必須じゃないと思いたい。2018/02/09
あるみ
0
この話を読むと、おっきなホットケーキを食べたくなる。どこか、ぶっ飛んだ感じで、マジメな空子ちゃんと、個性的な里久子ちゃんが面白いです。
haku
0
☆3 文章がいい。ついつい読んでしまう。2013/03/10
あさみ
0
★★★☆☆2011/10/14