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内容説明
昭和20年(1945年)11月。戦争が終わって、3か月がすぎようとしていたころ、「かよ子」は、疎開先の石川県から、ふるさとの東京に帰ってきました。しかし、そこにはもう、家族の笑顔はありません。少女の、生きるための「戦い」が、いま、はじまったのです-。小学上級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のん@絵本童話専門
1
林家三平さんの奧さんである作者の自伝。『うしろの正面だあれ』は戦前戦中の話だったが、こちらは戦後親戚を転々とする暮らしがメイン。三遊亭師匠のお宅へ落ち着くまで。どのうちも余裕などなく肩身の狭い生活。唯一の家族の形見のような着物すら、盗られてもお世話になっているからと諦める。あることすら知らなかった貯金は勝手に使われてしまったし、食べてもいない甘いグリコーゲンは濡れ衣を着せられ謝る羽目に。読んでいるこちらも悔しい。それをせざるを得ない世の中も。中・高学年〜2025/07/31
ともの
1
児童書。戦災孤児が知り合いの家を渡り歩き生き延びて行く様子を描いたものという、辛く悲しいストーリーだが、おばさんの目を鉛筆でグリグリにした後の心の動き、蛙の大合唱のシーン、子どもの心に刺さるエピソードが沢山あって子どもにも面白く読める本だと思う。強く逞しくならざるを得なかった子供達を思うと胸が痛い。いつだって子供は犠牲者だ。2023/05/15
ちょろぴよ
0
せんそうがなければよかったのに!2009/11/16
しんどー
0
★32018/02/21