講談社文庫<br> クリスマス・イヴ

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講談社文庫
クリスマス・イヴ

  • 著者名:岡嶋二人【著】
  • 価格 ¥555(本体¥505)
  • 特価 ¥277(本体¥252)
  • 講談社(2013/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784062636698

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内容説明

ある意味で岡嶋「らしさ」とは真逆の、雪山の別荘で起きた真冬の究極ホラー。山深い別荘でのクリスマス・パーティーに向かった敦子と喬二。夜になって到着したその別荘はまっ暗で、荒らされた室内には友人の血まみれの死体が……。移動するすべを奪われた二人の前に、雪に閉ざされ孤立した別荘地でイヴの夜に起こった恐ろしき惨劇。凶悪で強靱な殺人鬼から果たして逃れることはできるのか!?恐怖と緊迫の傑作長篇サスペンス。1989年刊行。(講談社文庫)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

133
ハラハラドキドキのサスペンス映画を一本観た味わいの読後感で、ラストシーンではまさにエンドロールが見えるかのようだった。ミステリ要素はなく狂人同様の殺人鬼にどこまでも追いかけ回されひたすら逃げ続けるストーリーだが、逃げる側の心理状態に怖いぐらいシンクロしてしまい、まさに“手に汗握る”スリルを疑似体験した気分だ。解説にもあるが、スピルバーグの傑作「激突!」を彷彿とさせ、理由の有る無しに関わらず“死と背中合わせに執拗に追われ続ける恐怖”というものが臨場感溢れる筆致で描かれている。岡嶋作品では異色だが面白かった。2014/12/24

海猫

91
タイトルが「クリスマス・イヴ」なので、7月上旬に読むのは季節外れな気もしたが楽しめた。クリスマス・イヴの夜、雪に閉ざされ孤立した別荘地での殺人鬼との対決を描く長編。洋画のB級ホラーでありそうな設定なれど、安っぽい感じはほとんどない。人死はでるが直接的なゴア描写があまりなく、犠牲者たち男女が状況に対し、理知的な判断と行動をするゆえか。なので殺人鬼との駆け引きの面白さで引っ張られる。殺人鬼がなぜに襲ってくるのか?理由はわからないがもの凄い殺意には戦慄。全編スリルとサスペンスに満ちていて、ノンストップで読める。2024/07/08

やも

82
別荘でクリスマス・イブを過ごそうとした喬二と敦子。別荘に着いた途端、出くわしたのは別荘の持ち主の死体。さらにはその奥さんの死体も発見。電気の供給も絶たれ、車もタイヤをずたぼろにされ、暗闇の中で正体不明の男に襲われる!殺人鬼の正体は誰だ!▶古い安っぽいB級映画みたい(褒めてる)。サスペンスでパニックでホラーで。雪山が舞台だからか、ちょっと真保裕一さんのホワイトアウトみたいなカンジもあり🏔殺人鬼はもしかしてこの人?なんて疑心暗鬼になりながら読んだけど、違った。★3.52022/12/24

oser(読書家ではありませんドクシャーです)

70
クリスマス時期という事で… 岡嶋作品ながら誘拐も巧みなトリックも無く、まさかのサスペンスホラー。(でも楽しく読ませてもらいました。面白かった。) …一見、13日の金曜日か?と思われる様なスプラッターホラー設定。だが犯人(?)が割と人間味があったり欧米に比べスプラッター感は少なかったりと良い意味で日本らしい造り(なんか妙にホッコリ。) …卓越した技巧などはないものの井上先生のプロットは素晴しくサクサクとしたスピード感で読みやすい。純粋にエンタメとして何も考えず没頭できる物語。良い本デスデス2023/12/06

aquamarine

61
岡嶋作品ですがミステリ要素はなく純粋なホラーサスペンスですね。山荘でのクリスマスパーティに呼ばれたカップルが到着するとそこは既に惨劇のあとだった…その後「13日の金曜日」を彷彿とさせる恐怖が襲ってきます。ジェイソンと比べても少し前に読んだ綾辻氏の「殺人鬼」(←これが強烈すぎるけど)と比べても相手が人間らしく感じるので襲われる恐怖や痛さは私には想像より少なめで、むしろ逃げている間の雪の中の寒さや川の水の冷たさを痛いほどに感じる読書となりました。リーダビリティは抜群です。読み始めたら最後まで一気でした。2014/12/23

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