小学館文庫 般若心経二六二文字の宇宙（小学館文庫）

著者名：ひろさちや【著】

小学館（2014/07発売）

• ISBN：9784094160116

内容説明

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人は生まれながらにして生きる力を持っている。しかし、日々の暮らしの明け暮れのなかで、ともすればその力の存在を忘れてしまいがちだ。無いようでいて、確実に存在する人を生かす大いなる力──それが〈般若心経〉。その不可思議な宇宙は、時をこえて人々を魅了し続ける。わずか262文字に凝縮された心経のスピリッツを、斯界の第一人者ひろさちやが日常の視点から見据え、やさしく解き明かす実用入門の書。

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目次

実践篇　『般若心経』でこう生きる（『般若心経』を暮らしに生かす　こだわりのない心　レッテルを剥がせ！　悲しみを癒す心　「空」とは何か？　ほか）
解説篇　『般若心経』を学ぶ（『般若心経』とは）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ずんず]

【空(くう)】 般若心経は「空」の一言につき、「空」とは例えれば、ガラスのコップにおしっこを入れその後コップをきれいにして煮沸消毒してビールを注いで飲めること、というのにわらいました。わだかまりも、こだわりもなく、穏やかで自由でいられるのが空だということです。理解するのはもう少し時間がかかりそうですね。

2020/12/08

[Toshi]

すべては空である。それをわかっていながらも勉学に没頭し仕事に没頭し趣味に没頭する。しかし意識的、無意識的に没頭することは空に至る一つの手段だと思う。空に至る一手段として読書にも没頭してみよう。僅か262文字だが確かにその内容は限りが無い。

2019/01/20

[Hideki Katagiri]

法話を聞きにきていた聴衆に向かって禅僧がこう質問します。 「目の前の池で母親と妻が同時に溺れていた。 あなたはどちらを先に助けますか？」 というものです。 さぁ、こたえはどうなんでしょう。 作者は、 「般若心経は空の教えである。そしてこの空とは、 こだわらないこと、自由であること、レッテルを剥がすことなのだ。」 と提案しています。

[Kaori Isagai]

祖母が亡くなったあたりで、しばらく色々考えた頃に読んだ本。父方のお経が般若心経なので、意味を知りたかったこともあり、知ってみて、さらに般若心経が好きになってみたり...でも、忘れちゃったので、もう一回読み直さねば。

[霹靂火 雷公]

般若心経の内容を、少しずつ区切ってわかりやすく説いてくれます。私の場合は『全注・全訳　般若心経事典』　http://book.akahoshitakuya.com/b/4790211223　で詳しい訳を読んでいたので、その理解を補足する意味で読みました。 本書は理論編、実践編は『「般若心経」実践法』 (小学館文庫)　http://book.akahoshitakuya.com/b/4094160124　としてやさしく解説してあるので、初めて読む場合は、こちらとの併読をお薦めします。

2012/05/07