幻冬舎アウトロー文庫<br> 破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

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幻冬舎アウトロー文庫
破滅の美学 ヤクザ映画への鎮魂曲

  • 著者名:笠原和夫【著】
  • 価格 ¥596(本体¥542)
  • 幻冬舎(2014/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784877285067

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内容説明

著者は言う。「率直に言って、わたしはヤクザは嫌いである。しかし、個々人で見ると、どうしてあの人たちはあんなに魅力があるのだろう」--得体の知れない魅力にとりつかれ、取材を重ねたヤクザの世界。日本映画屈指の名作「仁義なき戦い」の脚本家が、「社会の屑」と呼ばれ、ひとたび葬られたら二度と掘り起こされない男たちの闇と狂気を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

26
人は破滅の美学が好き。完全燃焼は破滅と紙一重。その狂気に満ちたスリルに取り憑かれた男の集団、それがヤクザである。私も昔から裏街道を行く男たちがなんか好きで、そこに一種美しさを感じてしまい、ヤクザ映画を描き続けた笠原先生に自分の心を解剖してもらうつもりで読みました。よけいわからなくなったわけですが、なんとなく司馬遼太郎が男の美学を追っていてそれも好きという私は、とにかく突き進むヒーローみたいなめったにいない男が大好物ってことがわかりました笑2019/03/08

i-miya

7
2006.01.12    あとがき 映画芸術残るのみ 人間くさい 話おもしろい「やくざ屋」さん やくざ映画の脚本家 レッテル 大手ジャーナリズム黙殺 P347 解説 浅田次郎 S26生まれ 社会とは何かは教えるが、男とは何はは教えない H09.08.04 一条さゆりの死亡 新潟 柏崎市 12人兄姉の末っ子 3歳で母死亡 5歳で父死亡  五反田の養護施設 デパートガール 極道と結婚 幼子自殺 ストリップで大輪咲かす 6ヶ月懲役  2006/01/14

c

2
これも再読。当然、全人類必読の歴史的名著。後にちくま文庫(!)にも再録されるが、幻冬舎アウトロー文庫で復刊されたこの本と「仁義なき戦い」の脚本集は、90年代末から「仁義」のファンになった人間にとってマストアイテムだった。尤もこの本自体は、笠原和夫が取材の過程で集めたヤクザのエピソードを中心としたエッセイ集で、「仁義」に関する直接的な言及は少ない。ただ冒頭一編の触りの部分と巻末の二編は、映画「仁義」に登場するヤクザのモデルとなった人物のエピソードである。映画・現実共に、彼らは「破滅の美学」に死んだ者たちだ。2014/01/27

hikarunoir

2
事あるごとに読み返す。

udonkusoyarou

1
脱いじゃならねぇ「鎧」の重さに破滅していく男達を中心に、著者自身の境遇・生い立ちを絡め綴る、一世一代!! 散って乱れる男の美学!! けっこう詳しく渡世人や博徒の歴史も紐解いてくれていて勉強にもなります。仁義なき現代日本…明日はどっちだ!!2015/02/28

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