内容説明
ぼく、勝亦ひかる。富士山の見える町、友井町に住む、小学校五年生。ある金曜日、親友の雨森康雄ことキャンディが、クラスメイトの柿ピーが失踪したってことを知らせてきたんだ!こうしちゃいられない。ぼくは早速、キャンディと、超能力を持っている(らしい)ぼくの妹きららとともに、柿ピーを捜す旅に出発した。だけど、それがあんなに凄い大冒険になるとは、その時のぼくにはわからなかったんだ…。第八回富士見ファンタジア長編小説大賞の準入選に輝いた作品。ピチピチの新鋭が描く、ハートフルで懐かしい、ファンタスティック・アドベンチャー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナカショー
10
友達が突然謎の失踪をしたことでその子を探すために立ち上がる少しSFちっくな少年たちの大冒険。いなくなった友達を探すために行動を起こすのですが、探す過程で宇宙船乗ったり、宇宙船で地球を一周したり、ロボットとバトルしたりと近未来感たっぷりでワクワクします。基本軽いノリなのですが、所々ダークな展開もあったりと不思議な読み応えが味わえました。結論、何か分からないけど好き！2020/11/01
to_fu05
1
古い作品でもう本屋では手に入りません。富士見さんだから発注すれば大丈夫？これがSF小説の部類にいる事に驚いた。子供の頃から何度も読んでるので正しい評価が出来ません。夢のような子供達や敵だった。かと思ってたらGMがいた。2010/02/02
かみしろ
0
以前読んでいたのがBOOK☆WALKERに登録されたので購入しました。ママチャリーナが印象に残ってて今読んでも面白いです。2014/08/09
紫
0
およそ十数年ぶりの再読。２０７０年の近未来（？）、夏休みには少々早い、ひと夏の冒険譚であります。ライトノベルよりもヤングアダルトよりも、ジュブナイルと呼ぶのがしっくりくる本作。休みの日にみんなでちょっと遠出を、といったノリで物語は進みますが、そこは近未来の小学生たちが主人公。宇宙船で地球のまわりを一周したり、ロボットと戦ったり、音速で飛行するシャトル上で壮絶なバトルをやってのけたりします。この子たち、オーバースペック揃い。惚けたノリながら、時々ダークな描写もあり。ただ誤字脱字が多くて残念。星４つ。 2014/07/09
