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内容説明
「人間のまがい物」「天使のまがい物」「機械のまがい物」――。ヴァンデミエール、それは魂を宿した自動人形。飛べない翼は自由な魂の象徴。作り物の体が宿した魂は、どんな障害にもくじけることを知らない。少女の名前はヴァンデミエール。せいいっぱい広げた飾りものの翼は、彼女たちをどこへ導くのか。19世紀ヨーロッパに似た世界から始まった、彷徨の物語がいま完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
7
人形に人生を教えられるとはね2016/02/04
オズ
6
自律して動く人形と人間のお話。『ぼくらの』と比べると読みやすい。話は良かったんだけど格闘シーンがとてもぎこちない…その部分については、苦手な表現に無理して挑戦している印象を受けた。2019/07/12
チューリップ
5
自我があって自分で動ける人形と出会う人々の話。昔の鬼頭莫宏だしバッドエンドばかりなのかなと思ったけどそうでもなかった。悲しい結末があっても絶望だけじゃなくて、自らそれを選ぶという、人形であっても人間であっても自分の考えあっての行動なんだというのを感じてこれはこれでいいのかなと思える。しかしサクッと人が傷つけられている描写があって、その容赦のなさと作者は至って冷静に描いてそうな感じが妙に印象に残った。2022/11/20
袖崎いたる
3
リサイクルショップの棚で10円だった鬼頭本。すばらしい作品。架空のヨーロッパは19世紀。人間でも機械でも天使でもないお人形、ヴァンデミエールを軸にして語られるオムニバス形式。ファンタジー書き方で悩んでたところにヒントをもらった心地。それと改めて鬼頭莫宏の絵柄を見てると、稲垣足穂を思わせる。とくに荒俣宏が語る稲垣足穂といった風情があるのよな。興味深い。2021/02/28
訃報
3
二巻を読み終えたので再読。『ヴァンデミエールの火葬』は『フリュクティドールの火葬』の続編だったのか。どちらも母と息子の話、息子の通過儀礼の話が繰り返されるのだけど、子宮を持たない、母になれない人形の役割が、「外の世界へ導く異性(恋人)」から「母親」へと変化する。後の方の火葬は、少年だけでなく彼女にとっても大切な儀式だったんだ。とてもよくできていると思う。二つの話の間で、時は流れ、ミルトンは死んだのだろうか。ヴァンデミエールは彼の子を産みたかっただろう。どんな気持ちで赤子を…などと想像し始めるとたまらない。2014/02/25
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